う〜ん、どこへいこうというのか・・・。
(注 今日のネタはエグイところがあるので気をつけてください。
ああ、まだ鼻腔の奥にあの匂いがこびりついていて少し気持ち悪いです。
昨夜はまたモミの木の下、外灯を眺めてみましたが目につくのはジッとしているアオドウガネとバサバサ飛び回って明かりにぶつかりつづけるセミたちばかりでした。月齢も悪く満月に近い月が煌々と夜空を照らしているのでこれまた状況は良くありません。
「ダメだな、これは・・・」
小学生の標本展に刺激されて「うちも頑張らなきゃ。」と家を出てきましたが、すぐに意気消沈。
「隣町のコンビニで蛾でも見に行こう・・・。」
そんな気持ちで車を走らせました。
一山超える暗い道、フッと一瞬ハンドルをさばいたのはヘッドライトの先に浮かんだ動物の死体。そのままスピードを下げる事なく通り過ぎました。チラと横目で見ると小さなタヌキのようでした。
DOR (Dead On Road) 宇治近辺ではさして珍しい光景ではありません。市街地なら猫が圧倒的に多いですが、山地ではやはりタヌキが多いです。この日も途中でウリ坊の兄弟が道路上にのそのそしていました。林の中に入るまで待っていたほどです。
目的のコンビニは相変わらず蛾がたくさん集っていましたが、目を惹く大型の蛾がいなかったのが残念でした。アトワアオゴミとヒメカマキリを摘んで帰路につきました。
しかし先ほどのタヌキが・・・・
う〜ん・・・・、でもなあ・・・・。
いや、しかし・・・。
う〜ん・・・。
・・・・・・・
・・・・
私はとうとう、とある一線を超えてしまったようです。
子タヌキの轢死体を持ち帰ってしまいました。
ああ、とうとうそこまでやるか・・・・。
車内にたまっていたコンビニの袋を二重にして持ち帰り、帰宅してから更に大きなゴミ袋でくるんでおきました。
一夜明けて日曜日の今日、それを定点に仕掛けに行きました。
100均で台所用の水切りカゴを一つ買って、四隅にドリルで穴を空けました。
森の中、地面を軽くならして水切りカゴを逆さに伏せて、その中に子タヌキのDORを入れます。
カラスや他の動物にイタズラされないよう、先ほど空けた穴にキャンプ用のペグを打ち込んで地面に固定しました。この作業をしはじめてすぐにハエがブンブンと集まり始め辺りが騒がしくなりました。
それよりも辛かったのはやはり匂いです。
あの獣の匂いというのはど〜も・・・。
ビニール袋で3重にしてあっても車の中にほのかに匂いだしていました。もちろん開封したあとは息を止めての作業となりました。
設置が終わりその場を去ろうという時にはハエが黒だかりになっていました。
通常、トラップ採集の時には集まる虫を想像してワクワクするのですが、どうも今回は感じが違います。
今まで、森の中で子ジカの死体を見つけたり、道路上でイノシシのDORを見つけた時にshowzineとほじくって虫を採ったりしましたが、それはたまたまその場に居合わせたというものでした。しかし今回は死体とはいえ利用するために一歩踏み込んでしまいました。やっぱり哺乳類はキツいなあ。
猫の死体だったら絶対に出来なかったと思います。
おそらくセンチコガネとシデムシたち、チビシデ、ハネカクシあたりだと思うけど、糞虫のサプライズがあれば嬉しいところです。春先だったら良かったのになあ。
まだまだ生なましいのでもう少し経ってからのチェックにしようと思います。
おまけ
林道上では エゴの実に明らかに虫が空けたと思われる穴が目立ちました。さてなんでしょう?
エゴヒゲナガゾウムシなら嬉しいところ。
またコナラの木の下には葉付きのドングリがたくさん落ちていました。
どうやらチョッキリがドングリの中に産卵して切り落としていったようです。
これらをお土産に持ち帰りました。
うまく管理できれば来年には羽化して出てくるでしょう。今年はこんなことにも挑戦してみようと思います。
(以前に何度か失敗してますが。)
ああ、まだ鼻腔の奥にあの匂いがこびりついていて少し気持ち悪いです。
昨夜はまたモミの木の下、外灯を眺めてみましたが目につくのはジッとしているアオドウガネとバサバサ飛び回って明かりにぶつかりつづけるセミたちばかりでした。月齢も悪く満月に近い月が煌々と夜空を照らしているのでこれまた状況は良くありません。
「ダメだな、これは・・・」
小学生の標本展に刺激されて「うちも頑張らなきゃ。」と家を出てきましたが、すぐに意気消沈。
「隣町のコンビニで蛾でも見に行こう・・・。」
そんな気持ちで車を走らせました。
一山超える暗い道、フッと一瞬ハンドルをさばいたのはヘッドライトの先に浮かんだ動物の死体。そのままスピードを下げる事なく通り過ぎました。チラと横目で見ると小さなタヌキのようでした。
DOR (Dead On Road) 宇治近辺ではさして珍しい光景ではありません。市街地なら猫が圧倒的に多いですが、山地ではやはりタヌキが多いです。この日も途中でウリ坊の兄弟が道路上にのそのそしていました。林の中に入るまで待っていたほどです。
目的のコンビニは相変わらず蛾がたくさん集っていましたが、目を惹く大型の蛾がいなかったのが残念でした。アトワアオゴミとヒメカマキリを摘んで帰路につきました。
しかし先ほどのタヌキが・・・・
う〜ん・・・・、でもなあ・・・・。
いや、しかし・・・。
う〜ん・・・。
・・・・・・・
・・・・
私はとうとう、とある一線を超えてしまったようです。
子タヌキの轢死体を持ち帰ってしまいました。
ああ、とうとうそこまでやるか・・・・。
車内にたまっていたコンビニの袋を二重にして持ち帰り、帰宅してから更に大きなゴミ袋でくるんでおきました。
一夜明けて日曜日の今日、それを定点に仕掛けに行きました。
100均で台所用の水切りカゴを一つ買って、四隅にドリルで穴を空けました。
カラスや他の動物にイタズラされないよう、先ほど空けた穴にキャンプ用のペグを打ち込んで地面に固定しました。この作業をしはじめてすぐにハエがブンブンと集まり始め辺りが騒がしくなりました。
それよりも辛かったのはやはり匂いです。
あの獣の匂いというのはど〜も・・・。
ビニール袋で3重にしてあっても車の中にほのかに匂いだしていました。もちろん開封したあとは息を止めての作業となりました。
設置が終わりその場を去ろうという時にはハエが黒だかりになっていました。
通常、トラップ採集の時には集まる虫を想像してワクワクするのですが、どうも今回は感じが違います。
今まで、森の中で子ジカの死体を見つけたり、道路上でイノシシのDORを見つけた時にshowzineとほじくって虫を採ったりしましたが、それはたまたまその場に居合わせたというものでした。しかし今回は死体とはいえ利用するために一歩踏み込んでしまいました。やっぱり哺乳類はキツいなあ。
猫の死体だったら絶対に出来なかったと思います。
おそらくセンチコガネとシデムシたち、チビシデ、ハネカクシあたりだと思うけど、糞虫のサプライズがあれば嬉しいところです。春先だったら良かったのになあ。
まだまだ生なましいのでもう少し経ってからのチェックにしようと思います。
おまけ
林道上では エゴの実に明らかに虫が空けたと思われる穴が目立ちました。さてなんでしょう?
エゴヒゲナガゾウムシなら嬉しいところ。
またコナラの木の下には葉付きのドングリがたくさん落ちていました。
どうやらチョッキリがドングリの中に産卵して切り落としていったようです。
これらをお土産に持ち帰りました。
うまく管理できれば来年には羽化して出てくるでしょう。今年はこんなことにも挑戦してみようと思います。
(以前に何度か失敗してますが。)
by aile21
| 2009-09-06 19:32
| とうちゃん
京都南部の野山で宇治虫親子が発見した生き物の記録 出演 とうちゃん(aile21)・かあちゃん・ちび宇治虫(showzine)
by aile21
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