全然ちがうじゃないですか

 昨晩、灼熱の出張から帰宅しました。家に着いた途端にいままで溜め込んでいたモノも全て出し切る事ができて心身共に安堵感に満たされました。(笑
帰路の途中、京都市内を走っていても心なしか以前より涼しくなったような気がしました。
暑さのピークも和らいできたのでしょうか。

 さて先日の灯下散策で見つけた「謎」の虫を早速顕微鏡で調べてみました。
もしかしたらマグソコガネの1種ではないか?という虫です。
e0083097_23292334.jpg
 3mm台の小さい虫ですが、長円形のフォルムに大きく張り出した前肢脛節が印象的でした。このギザギザしていて広がった脛節がいかにもコガネムシ科を想起させるものでした。

夜間に妖しく灯る明かりの下で見た時には「コガネムシ科かなあ???」と思いましたが、気になったのは頭部のあたり。「どうかなあ??」とは思いましたが希望的観測で期待を持って持ち帰りました。

全然ちがうじゃないですかっ!
 タテスジナガドロムシ 
 Heterocerus fenestratus Thunberg
 こんな前肢を持った虫はコガネムシ科かオサムシ科くらいしか思いつきませんでした。これに騙されました。肉眼では見極められません。またまた思い込みで走ってしまいましたがぬか喜びはいつもの事なので・・・。(笑
ナガドロムシ科なんて初めて。それゆえ結果オーライということに。
北海道から沖縄まで「普通」にいるらしいですが、普段あまり目につかないのはやはり小さくて地味だからでしょうね。

e0083097_23534825.jpg
 同所で見つけたヒメドロムシ。

キスジヒメドロムシ
キスジミゾドロムシ

Ordobrevia foveicollis (Schönfeldt)
この脚の長い独特なフォルムも実は初めて。「ヒメドロムシ、採れないなあ・・・」と日頃から思っていました。
これも3mmほどの小さな虫ですが、長過ぎる手足のおかげですぐにヒメドロムシとわかりました。顕微鏡をのぞくとこれまた鞘翅の点刻や前胸の菱形の凹みなど、なかなかカッコいい虫です。
これはなかなか気に入りました。普通種らしいけど今まで見つからなかったのは謎です。
 今回の出張で『ナガドロムシ科』『ヒメドロムシ科』と今まで採っていなかった『科』が2つクリアーできたのは大きな進歩です。
それにしてもこの近隣のグループは『ヒラタドロムシ科』『チビドロムシ科』『ナガドロムシ科』『ドロムシ科』『ヒメドロムシ科』とどれもこれも紛らわしい。
普段縁がないせいかなかなか把握できなくて困ります。
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by aile21 | 2010-08-08 23:59 | とうちゃん


京都南部の野山で宇治虫親子が発見した生き物の記録  出演 とうちゃん(aile21)・かあちゃん・ちび宇治虫(showzine)


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