冬の入り口

e0083097_142696.jpg
 宇治近辺ではやっとカエデが色づいてきました。
しかし桜やケヤキはすでに茶色く、同時一斉の紅葉とはいかないようです。

バランス悪いったらありゃしない。

11/24 宇治田原町

 前回、ニッコウエンマを採集した犬糞の様子を見てきました。さすがに糞そのものは消滅していましたが、その跡地には地面にいくつもの穴が見てとれました。あれだけたくさんのミドリセンチとタダセンチがいたので彼らはどうしているのか?
気になって掘り起こしてみたのでした。
すると土中には多くのタダセンチが潜んでいました。あわよくば丸めた糞塊でもないかと彼らの掘った坑道を眺めてみたのですがそれらしいものは見つけられず。土中のタダセンチはほとんど動かず、木の棒でつついたり転がしたりしてみても反応がありません。この時期の成虫はもうこのまま越冬態勢というところでしょうか。
寒さが本格化するとミドリセンチは突然姿を消します。タダセンチは初冬や早春でも目にしますがミドリセンチはタダセンチより遅れて発生し、秋のうちに姿を消すというのが不思議なところ。それにミドリセンチでは糞をちぎりとって離れた巣穴まで運搬しているのをよく目にしますが、タダセンチは糞や獣の死体の下に潜りこんでばかりで糞の運搬している場面を見たことがありません。色彩以外さほど大きな違いが無いように見える両者でも生態にはやはりそこそこの違いがあるようです。

 ニッコウエンマも2つほど見つかったくらいですっかり姿を消していました。まあ、寒くなってきたらこんなもんか・・・と思いつつほぐした坑道の土をほじくっていました。すると黄色く光沢のある粒が目に留まりました。
おおっとマグソコガネだ。

e0083097_1372386.jpg
ネグロマグソコガネ
Aphodius pallidiligonis Waterhouse,1875

一瞬、タダマグソかとため息をつきそうになりましたがエリトラの黄色い模様が見たことない感じです。

なによりこんなに小さかったかな?(約4mm)
e0083097_1395424.jpg

これはきっと自己初だなと期待して持ち帰ってみたらネグロマグソコガネでした。

「晩秋から早春にかけて多く見られる」そうです。
いわゆる冬物マグソでしょうか。

前回多くみられたミドリセンチが姿を消してネグロマグソが現れたということはとうとう季節も冬へ移行しつつあるようです。

とうとう冬か。


e0083097_147182.jpg
 強風の中、枯れかかったクズの葉上でじっとひなたぼっこをしていたカマキリ。
ツマグロオオヨコバイが目の前に留まっても気にならない様子。
さしせまる冬を前に食欲どころではないといった感じでした。
[PR]
by aile21 | 2011-11-27 01:58 | とうちゃん


京都南部の野山で宇治虫親子が発見した生き物の記録  出演 とうちゃん(aile21)・かあちゃん・ちび宇治虫(showzine)


by aile21

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

以前の記事

2016年 05月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2014年 08月
more...

リンク

フォロー中のブログ

昆虫ブログ むし探検広場
生きもの写真家安田守の自...
もえび生物観察記
とある昆虫研究者のメモ
雑問のすすめ@じごまる
まぁくんのオサムシ
生きもの写真家 安田 守...
石神井公園の蟲日記
こぶ屋日記
虫の棲む星
些昆虫記
つやまぐ探虫記
別刊 宇治虫
さぼってばかりの虫屋日記2
古道具屋kanonさんち...
るど公園...
となりの昆虫記。
蠢蝦螽蟷昆蟲記

カテゴリ

全体
とうちゃん
ちび宇治虫
かあちゃん
こんなものみつけた
ちびがみつけたもの
カエル
上海編
関東編
東北編
中部編
沖縄編
中国編
四国編
東海編
北陸編
九州編
未分類

タグ

(213)
(186)
(108)
(84)
(83)
(66)
(52)
(47)
(36)
(33)
(20)
(19)
(19)
(19)
(14)
(13)
(11)
(10)
(6)
(6)

ライフログ


京都の昆虫


小さな骨の動物園


生き物屋図鑑


へなちょこカミキリロード―初心者のためのカミキリムシ入門


昆虫コレクション―集めて楽しむ (森の休日)


森と水辺の甲虫誌

検索

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

近畿
自然・生物

画像一覧