神秘の大逆流

備忘録 6月21日

 上海でも梅雨に入って雨の多い日が多くなってきた6月21日に同僚と日帰り旅行に行きました。
行き先は上海のお隣、浙江省の杭州。

 朝早く、ツアーバスに乗り込みました。このツアーは日本の旅行会社が企画したもので、参加者は全て日本人。久しぶりに多くの日本人に囲まれて緊張すると同僚のT君は笑っていました。途中、上海市内のいくつかのポイントで参加者を乗せて上海を後にしました。私にしてみれば、香港を除けば上海市から外に出るのは初めてです。
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浦西の古北での乗降地点。高層ビルが立ち並ぶ街中ではあるけれど、街路樹のプラタナスにはヒラタクワガタ。

 この時期、中国は端午節のお休み。公式な連休なので高速の渋滞が予想されていましたが、あいにくの雨模様のせいかバスはスイスイ進みました。途中立ち寄ったサービスエリアでは粽(ちまき)を一つ買いました。濃い味でなかなか美味しかったです。煮込んだ肉と玉子の黄身が入っていましたよ。

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 着いたのは海寧 塩官古城。古い街の観光です。
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現代的な高層ビルの多い上海市内とは違い、中国らしい佇まい。
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中国南東に位置する江南地域では豚の角煮が名物らしく、どのレストランでも必ずあるほど。有名なのは「紅焼肉」といわれるものだけどこれはまたちょっと違うようだ。うまそう。
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中国に来てすでに3ヶ月。水底の見える川を初めて見ました。これでゲンゴロウでも泳いでいればもっと良かったのに。
街路樹の根際にはゴマダラがウロウロしています。
雨は降ったり止んだりでした。

中国の古い街は城壁に囲まれています。こういう観光のため整備された街も綺麗だけれど本当の中国の姿を見るにはやはり城壁の外に出なければ面白くありません。同僚Tと壁外調査にも行ってみました。商店の店先に並ぶ埃の被った商品、魚や野菜を売っている店先では商品の横に野菜くずや魚のあらが打ち捨てられたバケツが放置されていたりとなかなかスリリングです。
アイスを食べようと入ったスーパーではアイスキャンディー1本が1元。約20円。
上海市内でも4~5元からだからとても安い。というより上海が高すぎるのです。
道端で売っているスイカなんて中玉で0.8元。16円。
これが私の住んでいるエリアのスーパーでは40元。800円。この格差にはびっくりするけど昨今言われている中国の農薬問題、衛生意識問題を考えるとやはり安いものを買うのには抵抗があるんですよね。私は通常、日本人向けの日本食材を専門に売っている店で買っています。野菜は無農薬なので(?)むしろ日本より高い買い物をしてます。

街中を歩いていると時々、えも言われぬ腐臭が漂ってきます。臭っ!!
これは豚小屋の臭いだな。子供の頃、地元にもあって覚えのあるものです。こんな観光客を呼んでいるところで豚なんか飼わなくてもいいのに・・・。
と思いきや、臭いの元は全く別物でした。

「臭豆腐」 名前は聞いていたけれどこれか・・・。プロムナードの店先で揚げたてを売っています。同僚Tが勧めるので食べてみました。カリカリに揚げた厚揚げみたいです。しかし発している強烈な臭いが発酵食なのをこれでもかと主張しています。冷たいビールによく合います。臭いに慣れてしまえば美味しくも思えてきます。でもやっぱり臭いが勝ってるかな。中国の人の中には日本の納豆が臭すぎて食べられないという人がいますから、こういうところに文化と歴史が垣間見えますね。

 昼食はツアーで用意された食堂でのものでした。皆で円卓を囲んでのものでした。しかしこれがどうにもしょぼい。地区で一番大きく立派そうな食堂だったので期待していたんだけれど、まったくもって期待はずれ。ツアー旅行なんてこんなもんか。

 さて昼食も済み、そろそろメインイベントの時間が近づいてきました。塩官鎮風景区から歩いて15分ほどの観潮公園。
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目の前は銭塘江というこれまた大河。やはり対岸はかすかにしか見えません。
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 江南地域は長江や銭塘江が中国内陸から運んできた土砂が長年堆積して海岸はどこも遠浅です。大潮の日、干潮から満潮に変わる時刻になるとはるか沖合から遠浅の海を潮が一気に押し寄せてきます。その波が川を遡る光景が見られるのがここ銭塘江。潮がやってくるまで小一時間。ビールでも飲みながらのんびり待ちましょう・・・、と思っていたのですが、誤算・・・。この公園には売店がありませんでした。ペットボトルのミネラルウォーターがやっと見つかっただけ。

やがて予定の時刻です。
気がつくと地鳴りのような音があたりに響いていました。俄然ワクワクしてきます。
目を凝らすと下流の水平線に白い波濤のような線がみえるような気がします。

そしてとうとうやってきました。
動画はこちら
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これはなかなか見ごたえがありました。
そういえば日本でも潮干狩りの時は大潮の日を選びますが、潮が満ち始めるとみるみるうちに沖から潮が押し寄せてくることは経験していました。やはり遠浅の干潟のようなところでは潮の動きをつぶさに観察できるんですね。そしてここ中国では遠浅の規模が全然違うということですね。
津波みたいで少し怖かったです。
波が去ったあとは水面が一気に数メートル上がり、すでに満潮になっています。・・・・なんと大味な。これが大陸か。

これはわざわざ見に来た甲斐がありました。秋、中秋の名月の頃が波も一番大きいらしいです。

(つづく)


https://youtu.be/sbT9TKdwA8k
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by aile21 | 2015-07-12 00:09 | 上海編


京都南部の野山で宇治虫親子が発見した生き物の記録  出演 とうちゃん(aile21)・かあちゃん・ちび宇治虫(showzine)


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