宮島はシカだらけ
(8月30日)
やっと仕事も落ち着きを見せはじめました。いつまた時間が空くかわからないので昼過ぎから宮島に行ってまいりました。
市内から乗った路面電車ははじめトロトロ、しかし広島市を出た途端にスピードを上げて普通の電車並にグングン進んで行きます。
終点の宮島口からは小さなフェリーで約十分。テレビや本で見た事のある紅い鳥居が近づいてくると嬉しくなりました。
しかし桟橋に着いた時刻はすでに午後三時をまわっています。どうしようかな。
…って、おぉっ!
発着場の外に出た途端、目に入ったのは観光客に混じって辺りを滑歩する鹿達。宮島って鹿がいるんだ…。観光客に触られても動じないどころかクンクンと匂いを嗅ぎにきたと思ったら、観光客の鞄をもしゃもしゃと食べようとしたり餌をねだって鼻を鳴らしてみたり。
ここは奈良公園か?(笑)
そこからすぐに厳島神社には向かわず、砂浜でルイスハンミョウを探しました。8月終わりの海はとても静かで、ギラギラしたものが全く感じられません。浜を渡る風もほどよくて砂浜を歩くのにはうってつけの気候でした。
波打ち際、中段、海浜植物の生える部分とを見ながら浜をジグザグに歩いて探しました。
…8月終わりの海は静かでした。足元から飛び立つ虫は一つも見当たらず。う〜ん…。一匹のハエが低く飛んでいました。通常なら「なんだハエか」で済ませてしまうのに「それは見間違いで本当は…」などと淡い期待とともに網を被せてみれば、…やはりハエだったなんてことも。
流木をひっくり返してみてもゴミムシ一つ見つけられない始末です。唯一見つけた甲虫は小さなハネカクシだけでした。
海の中で一匹の鹿が海面に口を突っ込んでいました。
この島はいたるところに鹿がいて、公園、車道、海の中とどこでも下草や海藻を食べています。ということは、そう、いたるところ鹿の糞だらけなのです。糞虫探しという手もあったのですがあまりに広範囲に広がっているのでウンザリするのと、残り時間が気になるのでツンツンはやめました。小一時間で採集は諦めて厳島神社に向かったのでした。
フェリーから見ていて気づいていたのですが大きな鳥居周辺の潮が引いてあたりが干潟のようになっていました。神社入口付近に表示されていたのですが今日は大潮だったのです。しかも干潮時刻が先ほど宮島に到着した頃だったようです。
たくさんの観光客が大鳥居の下に集まっています。
行ってみようっと・・・?
目の前から一匹の鹿がこちらにまっすぐやってきます。
?
な、なに?
えっ!?
ちょっ! ちょっとお〜!
こらーっ!!
バッグ食うなあ〜!
このあとシャツに噛み付かれて逃げました・・・。
大鳥居のまわりはアオサのような海藻で一面緑色です。少しめくってみたけどカニしかいませんでした。それにしても外国人観光客が多いです。密度だけでいえば京都よりもおおいのではないでしょうか。
その後は厳島神社に参拝。でも時間がないっ。
ああ、急がなきゃ。
だめだ・・・。
入って3分で出ました。タイムアップです。
あとから気づいたのですが、参拝料の300円払わなくても干潟から入れたな。(爆
午後5時のフェリーで宮島を後にしたのでした。ちょっと今回の計画は無理があったかな。島には2時間もいられませんでした。ドタバタの宮島行きになってしまいました。持ち帰りはいつのまにか網に入っていたサビキコリ一つ。7時からの仕事のために広島市に戻ったのでした。
広電に乗ってしばらくすると滝のような雨が降り出しました。
(9月1日には京都に戻りました。あいかわらず忙しくて落ち着かないです。こんな状態、もうちょっと続きそう。・・・夏も終わったな。)
やっと仕事も落ち着きを見せはじめました。いつまた時間が空くかわからないので昼過ぎから宮島に行ってまいりました。
市内から乗った路面電車ははじめトロトロ、しかし広島市を出た途端にスピードを上げて普通の電車並にグングン進んで行きます。
終点の宮島口からは小さなフェリーで約十分。テレビや本で見た事のある紅い鳥居が近づいてくると嬉しくなりました。
しかし桟橋に着いた時刻はすでに午後三時をまわっています。どうしようかな。
…って、おぉっ!
発着場の外に出た途端、目に入ったのは観光客に混じって辺りを滑歩する鹿達。宮島って鹿がいるんだ…。観光客に触られても動じないどころかクンクンと匂いを嗅ぎにきたと思ったら、観光客の鞄をもしゃもしゃと食べようとしたり餌をねだって鼻を鳴らしてみたり。
ここは奈良公園か?(笑)
そこからすぐに厳島神社には向かわず、砂浜でルイスハンミョウを探しました。8月終わりの海はとても静かで、ギラギラしたものが全く感じられません。浜を渡る風もほどよくて砂浜を歩くのにはうってつけの気候でした。
波打ち際、中段、海浜植物の生える部分とを見ながら浜をジグザグに歩いて探しました。
…8月終わりの海は静かでした。足元から飛び立つ虫は一つも見当たらず。う〜ん…。一匹のハエが低く飛んでいました。通常なら「なんだハエか」で済ませてしまうのに「それは見間違いで本当は…」などと淡い期待とともに網を被せてみれば、…やはりハエだったなんてことも。
流木をひっくり返してみてもゴミムシ一つ見つけられない始末です。唯一見つけた甲虫は小さなハネカクシだけでした。
海の中で一匹の鹿が海面に口を突っ込んでいました。
この島はいたるところに鹿がいて、公園、車道、海の中とどこでも下草や海藻を食べています。ということは、そう、いたるところ鹿の糞だらけなのです。糞虫探しという手もあったのですがあまりに広範囲に広がっているのでウンザリするのと、残り時間が気になるのでツンツンはやめました。小一時間で採集は諦めて厳島神社に向かったのでした。
フェリーから見ていて気づいていたのですが大きな鳥居周辺の潮が引いてあたりが干潟のようになっていました。神社入口付近に表示されていたのですが今日は大潮だったのです。しかも干潮時刻が先ほど宮島に到着した頃だったようです。
たくさんの観光客が大鳥居の下に集まっています。
行ってみようっと・・・?
目の前から一匹の鹿がこちらにまっすぐやってきます。
?
な、なに?
えっ!?
ちょっ! ちょっとお〜!
こらーっ!!
バッグ食うなあ〜!
このあとシャツに噛み付かれて逃げました・・・。
大鳥居のまわりはアオサのような海藻で一面緑色です。少しめくってみたけどカニしかいませんでした。それにしても外国人観光客が多いです。密度だけでいえば京都よりもおおいのではないでしょうか。
その後は厳島神社に参拝。でも時間がないっ。
ああ、急がなきゃ。
だめだ・・・。
入って3分で出ました。タイムアップです。
あとから気づいたのですが、参拝料の300円払わなくても干潟から入れたな。(爆
午後5時のフェリーで宮島を後にしたのでした。ちょっと今回の計画は無理があったかな。島には2時間もいられませんでした。ドタバタの宮島行きになってしまいました。持ち帰りはいつのまにか網に入っていたサビキコリ一つ。7時からの仕事のために広島市に戻ったのでした。
広電に乗ってしばらくすると滝のような雨が降り出しました。
(9月1日には京都に戻りました。あいかわらず忙しくて落ち着かないです。こんな状態、もうちょっと続きそう。・・・夏も終わったな。)
by aile21
| 2008-09-03 23:22
| 中国編
京都南部の野山で宇治虫親子が発見した生き物の記録 出演 とうちゃん(aile21)・かあちゃん・ちび宇治虫(showzine)
by aile21
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