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二筋肩広花天牛

ちび宇治で〜す。

 修学旅行の代休で平日だったけど採集に行けました。
すごく早起きして、朝早く家を出ました。
はじめは曇っていて心配だったけど、ちょっとずつ晴れてきた!

 月曜日、教えてもらったヤマシャクヤクのある場所へ、ヤマシャクヤクを見に行きました。時期的に遅いかもしれないけど・・・

 ず〜っとけわしい道を進む!、途中、何度か道にまよってしまった。杉の林をどんどん歩いても、最初の方に生えているヤマシャクヤクは花が終わっているものや花がまだ咲いていないものばかり。それでももっと上にあがれば咲いてるかもぉ〜!と思って、頑張った。途中、お弁当を食べたり休憩したりしたりしながら登り続けましたぁ〜。
そして何時間か歩いて、すごくきれいな花が!

 きれ〜いすご〜〜い!これがヤマシャクヤク!これがキマル(フタスジカタビロハナカミキリ)の来る花! かなり上品な感じの植物だなぁ。
花の中と花の根本のあたりをのぞいていくと。・ ・ ・ !!
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            キマルだぁ〜〜〜! きれい!かわいい!かっこいい!根際でちょうど、産卵中ぅ〜。
なんとなくマルガタハナに似ている気がする・・・。
 でも花の中にいるキマルが見たい!もっとどんどん登っていく。
 雲一つ無い快晴だけど、杉林の中はとっても涼しくて気持ちいい。汗の一滴もかきません。

 何時間も登った、ひたすら登った!そしていつの間にか、見渡すとあっちにもこっちにもヤマシャクヤクがある場所に。きれいな丸くて白い花がたくさん咲いている!
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 そして、花の中をのぞけば・・・。!!
 イターーーー(・∀・)ーーーー!!

落ちた花びらを食べているのもいる!根際で産卵しているのもいる!そして・・・花の中でもしゃもしゃ花びらを食べているのもいる!!!
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黒い靴下を履いてるみたいでかわいい!
こんなにたくさんのキマルに会えるとは思いもよらなかった。
合計数・・・・・・・・・・・・・4匹!!!

やっぱり綺麗な花には綺麗な虫がぴったり!
上品な白い綺麗な部屋に住んでるみたいでした。
来てよかったぁ〜〜〜〜〜。

キマルほど嬉しい虫はいないけど、途中でみつけたクビジロカミキリもすこし珍しいらしいです。この子も気に入った〜。
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山を下りる途中、オオルリという鳥を見た。近づけなかったけど、遠くからみても凄く青がきれいだったし。写真も撮りたかった。ピンボケで、なんなのか、まったくわからない写真なら一枚・・・

 帰りにまた別のところへ移動して、ケヤマハンノキ・ハンノキのある所へ。狙いはハンノキカミキリ!今まで見たことはなかったけど、けっこう飛んでました。想像していたよりかなり大きいカミキリでした。もう夕方だったのに間に合ってよかったぁ。こちらも産卵中のがいました。
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 そこでは、ハナモモの木でも今まで採りたかったけど採れなかったモモチョッキリも採集することができました。モモチョッキリは結構大型のチョッキリなので嬉しいです。
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修学旅行では虫採りが出来なかったけど、今日はかっこいい虫が採れたからすっごく楽しかった。

ところで、キマルってあだ名はどういう意味なんだろう。黄色くってマルガタハナっぽいから?黄色くて、黒い●がついているから?
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by aile21 | 2007-05-30 18:03 | ちび宇治虫

キョウトアオハナムグリ

 次から次ぎに湧いてくるトガリシロオビサビカミキリに辟易して、少し故郷に帰しに行って来ました。・・・・・・もう来年は藤蔓はやめとこ。

 その道すがら、いつもの材置き場に寄ってみました。少し前からクビアカトラカミキリとキイロトラカミキリが湧いています。去年気が付いたけれど、ここでは毎年の光景のようだ。
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ちなみに23日の写真。その日はキマダラミヤマカミキリも出ていました。もう夏だなあ。
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 材採とは違い、去年と代わり映えしないメンバーだし、もう一つ盛り上がらないなあ。
と、ふと何気なく掬ったハナムグリを見てギョッとしました。

 花を掬っていやおうなしに網に入るコアオハナムグリやハナムグリは見飽きていたが、これはずいぶん大きい。しかも斑紋が細かい。なにより他のハナムグリたちって前胸背にこんなに斑紋なかったよなあ。
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e0083097_19242441.jpg 帰ってから調べてみると、
キョウトアオハナムグリ

名前は知っていたけれど、こんなに綺麗なハナムグリだったんだ〜。

「キョウト・・・」っていうのがいいねえ〜、・・・・と思ったら、京都特産というわけではないらしいです。
けっこういるのかな。
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by aile21 | 2007-05-27 19:32 | とうちゃん

黒い悪魔

 1月28日に越冬中の甲虫を探そうとよく行く河川敷をちび宇治虫と散策していました。(日記は1/29の更新になってます。)
寒いながらもそれなりに小さな甲虫達が採れて満足しての帰り道。ふと目に入った異形のモノ。それは川べりに生えている一本のクワの枝に付いていました。
 「なんだこれ?」と恐る恐る近づいてみれば、長さ8センチくらいの少し楕円な泥の塊。蛾かハチの巣だな・・・と思いながらついバキッと枝から剥がしてみると、なんとも綺麗なレモン色の幼虫が入っていました。
 「おお!! すげ〜!!」と顔を見合わせてみたもののこの寒空に放置していくわけにもいかず、持ち帰ったのでした。

 去年の今頃、コンボウアメバチを羽化させた事があります。なかなか美しいフォルムをしていて気にいった覚えがあります。せっかくだから今年はこいつを・・・、と思い観察を続けてきました。

e0083097_185677.jpg これがその土塊です。泥というよりはなにやらセメントのような質感と重量です。固く締まっていてなかなかくずれません。
e0083097_1874085.jpg クワの枝から引き剥がした勢いで、繭の一部が裂けててしまったようです。そこから覗けばこのような綺麗な幼虫が静かにねむっていました。
 枝との接着面からみれば繭は計5個あります。中の様子が見えるのが2個です。

 ところが、もう一つの繭の中の幼虫は少し色がくすんでいます。なんだかハリもないし。どうやら死んでいるようだ・・・。そうは思いながらもそっとしておきました。本当に死んでいるなら、朽ちていくだろうと思って・・・。

 ちょうど土塊がすっぽり入る大きさのタッパーに容れて保管してきたのです。

そして2月、3月、4月と過ぎていきました。その間、思い出したように時々は覗いてみたりしてもなにも変わらず、幼虫たちはそこに眠っていました。

 あの「死んだ」と思われた幼虫も腐るわけでもなく、そのままの状態で繭の中に横たわっていたのです・・・。

 ・・・・・・

 ・・・・・
 
 ・・・

e0083097_189586.jpg (4月10日)

 暖かくなり桜も終わろうかという頃、久しぶりに例の「土塊」を覗いてみました。

 !?・・・・・・???

 幼虫からまた幼虫がでてる・・・。


少しの間、なにがなんだかわからなくなりました。やがて冷静に考えてハッとしたのです。あの「死んだ」と思われていた幼虫は「なにか」に寄生されていたのだと気づいたのです。一体なにが・・・?。


e0083097_1810528.jpg 5月3日)

 寄主をほとんど食べ尽くしたパラサイトはどんどん肥大していきます。汁一滴残さないくらいの食べっぷりです。

 ほとんど食べつくしたようです。なんだか変な液体にまみれていてなんだかよくわかりません。

e0083097_18115741.jpg かたや健全な幼虫はというと何も知らないかのように相変わらず静かに寝ています。


 正体不明の虫がなんなのか・・・。
このころにあれこれと考えてみた。土塊はおそらくドロバチもしくはその仲間で間違いないようだ。いくつか検索してみると気になる記述をみつけた。
泥で巣を作るハチでスズバチがいる。その可能性もあると・・・。そうなってくるとにわかに心がざわついてくる。スズバチに寄生となると・・・、オオセイボウかっ!?
これは俄然楽しみになってきた。

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 いつのまにか蛹になっていました。ほんの数時間前まではまだ幼虫だったのに。この前蛹から蛹になる瞬間っていつも見逃してしまう。

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 この頃は、ずいぶん蛹も安定しているようだ。容器の蓋を開けて明かりの近くに持っていくと、必ず2回、クネクネと体を捩ってみせてくれる。

 それでも、「ずいぶん頭の小さなハチだなあ〜?」と呑気に考えていた。本気で「ハチに寄生した別のハチだと思いこんでいました。
カミキリの材箱からさんざん寄生ハチが出てきていたので「寄生=ハチ」の図式が頭に出来上がっていました。

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 そろそろ色づいてきました。頭が赤くなっています。
[#IMAGE|e0083097_1818517.jpg (5月18日)

 羽化間近のようです。アカハネムシの蛹も黒くなってからはあっという間だった。そろそろだな。
 ・・・・・・・・でも、黒いなあ。緑っぽくならないのかなあ。オオセボウじゃないのかなあ。(←まだ言ってる)



e0083097_18201685.jpg そしてこれまたほんの2時間ほど目をはなした隙に羽化を始めたようです。
「もうすぐ羽化しそうだよ。」とちび宇治虫を呼んでみた。

「おお〜!!ホントだ。・・・・・・・・・・・・・・・・、
でもな、・・・・・・う〜ん、僕は甲虫だと思う。

「えっ・・・!? 甲虫?? ああ〜〜・・・・・・、なるほど・・・。
そうか・・・・、うん、言われてみれば・・・・。」
ちょっとおかしいなと感じながらもまだハチだと思っていた。頭の固い父親だ。よくよく見れば、透明な鞘羽があるじゃないか。

「一体何の甲虫だ?」

「う〜ん・・・・、ハナノミ? ハナノミっぽく見える・・・。」

たしかに頭がグラグラしていそうなところはオオハナノミっぽい。
 

e0083097_18225112.jpg (5月19日)

 ほぼ一日経って、ずいぶん色がおちついてきました。
でもまだお腹がボッテリ。
e0083097_1827485.jpg (5月20日)

 体はほとんど真っ黒に染まりました。しかしお腹はボッテリのまま。

 すぐにスリムになると考えていたのに、意外にもなかなか縮まらず、完全な成虫になるのはいつなんだ?とヤキモキさせられました。


e0083097_18235675.jpg (5月22日)

 いつ見ても繭の中でジッとしている。なかなかスリムにならないお腹に業を煮やして、「ちょっと写真を撮らせてくれよ」と追い立ててみる。すると慌てて飛び出し、土塊上をグルグルと回りはじめた。その時に口からなにやら白い液体を吐き出しながら逃げまわっている。
 なんだろう?以前、アゲハチョウの羽化を観察した時に飛び立ったあとの蛹の抜け殻におしっこのようなものが溜まっていた。体を軽くするための排泄だとか。
それを口から出しているのか?こころなしか、お腹が縮んできたような気がする。


e0083097_18243625.jpg (5月23日)

 そして、今日やっと真っ黒な完全体(?)になりました。
お疲れ〜。


 ムモンオオハナノミ Macrosiagon nasutum

 オオハナノミ科に属する虫たちは大量の卵を産み、花上などで寄主となるハチなどに取り憑き、過変態をしながら成虫になるという。ハナノミという名前を持ちながら、生態的にはツチハンミョウに近いところがあるらしい。
 生態についてはちょうど同時期にaclerisさんがいもむしうんちは雨の音のなかで紹介されています。(私より詳しいですよ。)

 その生態の一部を経過観察できたのは幸運でした。いつもカミキリ幼虫が寄生蜂にやられていた訳だけれども、今回はハチに甲虫が寄生していたのだから立場が逆転ですね。(ちょっと違うか?)
 ハチの巣からオオハナノミが出たり、ヤママユガの繭からコンボウアメバチがでたり・・・。虫の世界って不思議。そこがまた楽しいです。


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 鉄仮面のような、能面のような・・・、不気味な表情を持つこの黒い顔が怪しさを引き立てています。後頭部の雰囲気とかはエイリアンのようだ!と書きたかったけれど、aclerisさんに先を越されてしまってちょっと悔しい思いをしています。(笑)
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by aile21 | 2007-05-24 03:51 | とうちゃん

ムネ☆シロカミキリ

ちびどぅえ〜す
この前の、インセクトフェアの時に百舌鳥さんからいただいたクワの材から、今日、待ちに待ったムネホシシロがでてきていましたー!
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触角がすごく長いです!!標本は、どうすれば白がにごらないでつくれるだろう?
シロカミキリといえば・・・9月に定点で拾ったオオシロカミキリ・・・オオシロカミキリの生きているのを、定点で採りたいです!いるのはわかったんだし。(偶産じゃありませんように・・・)
ところで、シロカミキリって結構胸が細長いのかぁ。
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by aile21 | 2007-05-22 20:55 | ちび宇治虫

寒い日曜日でした。

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 昨日からの雨が止んで、やっと暖かくなるかな〜、と思っていました。期待はずれです。

 ミズキの花は満開でした。
  
 ・・・・・・ジョウカイボンたちに占拠されていました。でもキンイロジョウカイとアオジョウカイは嫌いじゃないかも。(笑)

 土場ではとうとう、ゴマフカミキリが出てきていました。

 20℃を越さないようではキツイかな。
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by aile21 | 2007-05-20 23:38 | とうちゃん

オニグルミノキモンと・・・

● 前回、「茶色いのば〜っかり」と愚痴をこぼしていたら、翌日にはなんと憧れのオニグルミノキモンカミキリが羽脱していました。たまには愚痴もこぼしてみるもんだ。
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 一昨日 3匹
  昨日 5匹
  今日 4匹

ぞくぞくと出ています。カミキリ屋の諸先輩方の仰る通り、ヨツキボシ並みに出てきます。どうも半数近くが羽化不良なのがちと気になるけれども、なにより狙っていたのが出ると一際嬉しいですね。
 地元京都盆地産のオニグルミも採取していましたが、なにやら全く気配を感じませんでした。そのため、4月の山形出張の際に最上川畔で念のために採っておいたのでした。この材は持ち帰ってそうそうにシナノクロフも出たし、ホントに良かったです。

● 昨日の事
 材箱の内外はアリ、寄生蜂、チャタテムシがうろうろしています。アリだかハチだかよくわからない黒くて細長いのはよく目にしているのに、その時はちょっと気になった。
 いつもとなにかは違和感を感じてよくよく見てみれば、小さなカミキリでした。
コジマヒゲナガコバネカミキリっ!!
コバネ系も初めてです。地元の材から出ました。ネキもコバネもホソバネもどれも未採集だったので、これまた嬉しいです。(コバネの中ではもっとも多いらしいですけどね。)

● 2〜3日前からちび宇治虫は気になっている虫がいるらしい。
友達と河原で遊んでいる時に見つけた水際の虫らしい。
 「緑っぽくて背中の盛り上がったミズスマシ」と「サルハムシっぽいハムシのような虫」らしい。
夕方、日の暮れる前にちょこっと二人で見にいきました。
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 水際の石をひっくり返していくと見つかるらしい。どれどれ・・・。

「ほらっ!! これっ!」

 水際を数センチを猛スピードでくるくる回っているミズスマシを指さして教えてくれるちび宇治虫。なるほど、たしかにミズスマシのようだ。
・・・・・で?、これどうやって採るの??
網もないし・・・・。

 どうやら狙いを定めて水ごと掴むらしい。ただでさえ最近小さいものを見るのが辛くなってきたとうちゃん、動体視力ももうダメかも・・・。

 ほどなく、ちび宇治虫が2匹捕まえました。恐れ入りました。でも次は網持ってこようよ。

 「ハムシのような虫」がなかなか見つからず、今日はいないのかなあ、と思っていたら、やはりちび宇治虫が見つけました。
たしかにハムシっぽい。でもめちゃくちゃ触角が長いです。これも2匹採集して帰りました。
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 これがその虫です。調べてみればマスダチビヒラタドロムシというらしい。
 初めての「科」に、これまた嬉しい採集でした。
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by aile21 | 2007-05-18 23:56 | とうちゃん

標本整理中・・・

e0083097_11712.jpg 綺麗なんだけどなあ〜・・・・。

 一瞬、ハッ!として「なんだ、アオハムシダマシか・・・」とため息をつかされる彼ら。ところが連休中の花掬いではちょっと見直さなければならない事になってしまいました。

 緑基調が多い中、赤みのあるのもよく混じります。ところが一匹だけ真っ青な個体が網に入りました。これは初めてだ〜!。これが入ることによって集団が一気にひきしまりました。表も裏も真っ青でした。(写真は難しいです。もひとつだな。)

 アオハムシダマシ・・・、なめてはいけません。
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 先週の土曜日(クロカタビロの日)の採集では、以前見つけた「仔鹿」の死体を見に行きました。ほとんど白骨化していて、毛皮と骨だけになっていました。
 ちび宇治虫と楽しみにしていたのに、あれ〜?なんだか物足りない。死体の下にはセンチコガネが相変わらず穴をほってたくさんうずくまっていました。しかしあとはこれといった甲虫は目に留まらず。ケシキスイやチビシデも見あたりませんでした。

e0083097_142939.jpg 「つまんないの〜〜・・・。」と諦めかけた時に、「ちょっと待って!」とちび宇治虫。死体の下から素早く走り出た虫を必死で追いかけ回し、やっと捕まえたのがサビハネカクシ。

 大きさも十分。どちらかというと艶っぽい印象が多いハネカクシの中、これはビロード調で、なんだか複雑な模様があります。ちび宇治虫のお気に入りです。
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 さて、材箱の話。
未採集種としては、山形の材からシナノクロフカミキリとエゾサビカミキリが出ているくらいかな。
 あとは相変わらず、ヒメヒゲナガ、シロオビゴマフ、アトジロ、ヒメナガサビ、フタモンアラゲ、シロオビチビ、などの「茶色いの」ば〜っかり・・・・。
 ニセシラホシは終わったもよう・・・。
 ヨツキボシもまだ時々でています。・・・もう、いい。

 ここ一週間はポツポツとトガリシロオビサビカミキリが出始めました。フジ蔓では予想通りなんだけど、他からも出てきます。うん、そろそろ・・・もう、いい。

 狙って出せる実力も無いのに、これだけは出ないように〜(祈)、と思っていたのが最近ぞくぞくと出てきます。・・・・キ・ボ・シ
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 あ〜あ・・・。今日で4匹目。おかしいなあ。ニワトコの箱から出てくるよ〜。隣に生えていたコウゾの枝でも混じっていたのかなあ。ちっちゃいキボシカミキリが湧いてくる〜。故郷にでも帰してあげようか。

 それを横目に沈黙を続けるヤマグワの箱。どうなってんだ?
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by aile21 | 2007-05-16 02:18 | とうちゃん

クロカタビロオサムシとイモムシ

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 今の時期、林道沿いのコナラやクヌギなど広葉樹の若葉はどれもこれも虫食いだらけです。虫を探して歩いていても、目につくのはイモムシばかり。なかなか網をさしだす気になれません。

 いもむしのうんちがパラパラ、パチパチと落ち葉の上に降り続けています。歩いていると、頭上の木々から糸でぶら下がったイモムシ、毛虫が目の前あちこちに行く手を遮っています。よそ見しながら歩いていると顔にあたるので「イモムシトラップだあ〜!」と大騒ぎでした。ベンチで休んでいても「ポトッ」と肩に落ちてくる。
 それはもうそこら中、イモムシだらけ。

 この陽気、それに加えて落ち葉の積もった、ほどよく木漏れ日のあたる林床。そしてなによりもこの大量なイモムシこそが大切な条件だったようです。
 
      カサカサ・・・

 枯れ葉の積もった斜面に動く黒い虫。なんだろ〜?と近寄ってみれば、冬場にさんざん憧れた、クロカタビロオサムシ!
 あっちでもカサカサ・・・
 こっちでもカサカサ・・・
 パラパラ・・・・、ピチパチ・・・・といもむしうんちは雨の音に耳を澄ましながら辺りの見渡せば、カサカサと落ち葉をかき分けてクロカタビロが歩いている。立ち止まってぐるりと見渡せばそこかしこに・・・・。交尾しているのもいます。

 冬の崖掘りでは今年も見つけられませんでした。この後は夏場に灯火トラップでも仕掛けないと無理かなあ、と薄々思ってました。
 イモムシ食いの習性は知っていたけれど、樹上性だと思いこんでいました。ところが、どれもこれも林内をゴソゴソと普通に歩いています。ちび宇治虫が「飛ぶかなあ〜?」と真上に放り投げてみても、「ボトッ」と枯れ葉の上にそのまま落ちました。簡単には飛ばないようです。ふう〜ん・・・・。
 百聞は一見にしかず。この時期、上から降りてきた(落ちた?)イモムシ、毛虫は落ち葉の上にもいたるところ蠢いていました。

 イモムシ、重要なファクターですね。
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 ゆうに20匹近くは見たのではないだろうか。3ペアだけ採集しました。
気がついたことがあります。まず、「クロ・・・」といいながら艶のある真っ黒な個体と、うっすら緑がかっているものがいます。
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 う〜ん、蛍光灯下の写真ではわかりにくいです。左下の個体は全体に緑っぽいです。それに対して左上のは黒いです。それでも蛍光灯下で見ると、全ての個体のエリトラの縁が緑色に見えます。
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 それと、他のオサムシとは匂いが全然違います。いわゆるオサムシ臭ではなく、ちょっと香草っぽい?まあ、これは好みや主観の問題ですね。独特な匂いでした。

 思いもよらずクロカタビロオサムシに出会えて、地元未採集オサムシが一つ減りました。

 その他の虫
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 「!! でっか〜!!! でっかいベニ〜!・・・・・・エエ〜? もしかしてヘリグロ?」ちび宇治虫談

 キクスイモドキカミキリ
 「もしかしてブロイニングちゃう?」「ブロイニングって名前かっこいいなあ。」「ブロイニングだったらいいな。」宇治虫親子の会話・・・・・・・・・・orz

 なんだかんだいっても季節がかわれば違う虫が現れるのだから楽しい昆虫採集です。
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by aile21 | 2007-05-13 00:28 | とうちゃん

アオバナガクチキ

 ・・・・・

 ・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・・・・・

 暑い!!!

 あっという間に夏やん。
今日の京都は31.5℃だったそうだ。ほんの10日ほど前には山形で雪に囲まれていたというのに。

 5月4日に家族でいつもの山(宇治の定点)に行った時のこと。
いつもの土場でちび宇治虫は定点記録写真を撮り、とうちゃん、かあちゃんはそろそろなにかカミキリが材木にでもいないかと見回っていました。ウワミズサクラもとっくに散って、ただ暑いだけ。
 積まれた材にはナガニジゴミムシダマシたちがウロウロ。山を下りてきた蝶屋さんと話をしていると、

 「あっ! ああ〜、カミキリ!!」褐色で大きなカミキリが材木の裏から目の前をブウ〜ンと飛び上がっていきました。

 「ああああ・・・・・・・。」

 はるか上に広がる木々の梢にひろがる新緑の中に消えていきました。なんだろう・・・。3〜4センチはあった。あの色、大きさからすると、キマダラミヤマしか思い浮かばない。この土場の常連だし。とするともう出ているのかなあ。

 悔しい思いをしていたその時、またもや目の前をゴミムシくらいの大きさの虫がプワ〜ンと飛んでいくのが見えた。ちょっと金属光沢が・・・。

 さっと、素手で掬うも空振り。2〜3回空振りをしても彼は高くは飛び上がらず、相変わらず目の前をプワ〜ンと彷徨っている。

 「網!!、網貸して!!!」

 そして、一掬いでネットイン。

 ところが・・・?・?・?。 はじめ、ゴミムシかと思ったもののすぐさま却下。う〜ん、なにこれ?前胸の形がコメツキっぽい。・・・・けど、コメツキではないようだ。緑基調でエリトラの末端がオレンジ色っぽい。きらきらに光っていました。

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 帰ってから調べてみればアオバナガクチキという虫だった。原色日本甲虫図鑑で探してみても、この色と光沢は表現されてません。
 おお・・・、こんな綺麗なナガクチキもいたのか。この光沢はタマムシにも負けないです。いいもん採った。

 これが最近の「ちょっといい虫」です。(中脚が一本無いのが残念。)
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by aile21 | 2007-05-10 00:13 | とうちゃん

ハムシ屋さんと

e0083097_21545831.jpg 四国のハムシ屋・ハルさんAN INSECT EXPEDITIONが京都に来られたので、御一緒させていただきました。

 今回も河川敷へ。

 「下り坂」との天気予報もどこへ行ったのか、朝から暑い。
かすかに霞んでいるのがこれからの湿度を予感させる。
まもなくジト〜っと汗ばんでしまった。
 車を降りて、さあ行こうかと思う矢先、ハルさんは車の脇でクモガタテントウを掬って私達を驚かせてくれました。
こんなのいたんだ〜。小さいけれど個性的なテントウムシでした。
 また今度掬いに来よ〜っと。

 道すがらあちこちの木や下草をチェックしながらヤナギを中心に掬っていきました。
それにしてもハムシ屋さんって、ホントに植物の名前を良く知ってますね〜。カミキリもホストの木を覚えなければならないと勉強中だけれど、各種の下草まで守備範囲ってすごいっす。
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 「これなにハムシ?」
 
 「これ、なんの木ですか〜?」

 質問ばかりしてしまったかな。

 狙いのミドリトビハムシもそこそこ採れたようなので、次のポイントヘ。

 車内では楽しい会話も弾み、やがてオオチビマルハナノミのポイントへ行ってみました。ここは自分も初めて来た。かあちゃんとちび宇治虫にレクチャーを受けて探してみるも、もうピークは終わったのかとうとう姿を見ることはできませんでした。う〜ん、残念。

 「クロスジチャイロテントウは〜〜〜、」

 「こうやって・・・、下草を掬うと・・・」

 「とれるで(京都弁)・・・。」

と、ちび宇治虫はあっという間にクロスジチャイロテントウを立て続けに採りまくっていました。やっぱり模様もいいし、艶々していて可愛いテントウムシ。
 市内の住宅街の真ん中にこんなポイントがあるなんて知りませんでした。しかもここでしか記録がない虫がいる事も不思議。(他所でもう一件あったかな。)

 暑さにぐったりしながら、さてどうしようか・・・。せっかくだから・・・。

 ハルさんは今日、早朝に岡山を出発して、午前中に琵琶湖博物館周辺で採集をされてきた。琵琶湖博物館って広々とした湖岸にあって、内容も充実している。大好きな博物館なんでけれど・・・・、交通の便が悪いんだよね〜。だからいつも車でしか行った事がない。
 その後、わざわざこちらまでいらした。しかも夕方の電車で岡山まで帰るという。
ハードなスケジュールですね。

 もうたいして時間がないところでダメ押しの移動。
 隠れた観光スポット「流れ橋」にやってきました。
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 時代劇で時々使われるという木製の橋がかかっています。
広い広い砂地の河原が広がっていて、ヤナギもたくさん生えています。が・・・焦っても狙いのハムシは掬えず・・・。タイムアップですね。また今度時間に余裕がある時に来てくださいね。

 今回の日記で採集した虫たちの名前があまり出てこないのは、ハルさんが小さなハムシ達を、
「ああっ!!」
「これはっっ!!」
「やったあ〜!!」

とひたすら毒瓶につめているのを眺めてばかりいたからです。ものすごい集中力なんですよ。「○×ハムシ」、「△□ハムシ」・・・・。いろいろ教わりましたが、覚えきれませんでした。(笑)

 この連休はいろいろなタイプの虫屋さんと採集に行けました。カミキリ屋さん、オサムシ屋さん、そしてハムシ屋さん。皆さんの採集スタイルや独特の着眼点、どれもこれも勉強になる事ばかりでした。
我が家にとって、きっかけはどうあれインターネットで深まってきた虫の世界ですが、実際に面と向かってコミュニケーションをとると、こんなにスムーズでわかりやすいものなんだとつくづく思いました。知識や経験の浅さなんて気にしてはいられませんね。こうやって輪が広がっていくのっていいものだと思います。

 なにはともあれ、ハルさんお疲れさまでした。今日は本当に楽しかったです。日帰りの強行軍でさぞお疲れでしょう。ゆっくり休んで、また楽しいお話を聞かせてくださいね。
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by aile21 | 2007-05-05 23:39 | とうちゃん


京都南部の野山で宇治虫親子が発見した生き物の記録  出演 とうちゃん(aile21)・かあちゃん・ちび宇治虫(showzine)


by aile21

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