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鹿の森とクワガタ2種

 宇治のKTさんと採集に行ってきました。
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観光地の喧噪が嘘のように静かな森でした。
朝のうちは天気が不安な状態。現地に着くとパラパラと雨粒が落ちてきたりしましたが、やがて青空も広がり暑い夏日になりました。

 「○○の御神木」や「××のエリア」など垂涎のポイントを案内していただきました。以前から気になっていたエリアです。ひと気の少ない山奥のポイントとは違い、いろいろデリケートな部分があるので敬遠していました。

 大きなエノキがあちこちに生えていて圧倒されます。少し粘ってみましたが、こらえ性がないので先に進みます。
植生も宇治とはまた全然違います。エゴノキも探しました。宇治ではあれだけ満開だったのにこちらでは全く見当たりません。おかしいな。

 KTさん親子がクワガタを探している間に宇治虫一家はそこら中をビーティング&スィーピング。
ファウストハマキチョッキリやシロオビチビサビキコリ、その他小さなコメツキなどが網に入ります。センダンの花は満開ですが、虫はもう一つ。
帰ってから気がついたのですが、木々の梢をビーティングしていてクロツツマグソコガネがいくつか採れていました。糞虫は地面だとばかり思っていたのに。けっこう飛び回るのかな。

 芝地の鹿糞を見てみようとするとあたり一面にハムシの軍団が集団発生(?)していました。それはもう「おまえらはアリか?」というくらいの密度で気持ち悪かったです。
昼食中にはshowzineの靴下にヤマビルが張り付いているというアクシデントもありました。
「お父さん、鉈貸して。・・・あれ?なかなか切れないな。ズコッ、バキッ、グチャッ・・・・・。」死刑執行。

 時々ルリセンチコガネを摘みながら林内をウロウロしました。たまにカドマルエンマ。
意外だったのはここのルリセンチも緑がかったものが多いという事でした。完全に青一色のものは少ないのでしょうか。

今日の目的の一つにチビクワガタがありました。KTさんによるとピーク時にはよく地面を歩いているそうですが今日はまだ出会えません。倒木はそこそこ転がっていますが、手当たり次第割っていくのも気がひけます。が、やがてshowzineが

「おっ!! こ、これチビクワガタじゃない?」

倒木の樹皮めくれ部分にはりついていたそうです。
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そこからみんなで盛り上がりました。
何が?って倒木の薄皮一枚剥ぐたびに出てくるオオゴキブリ!大小様々なサイズのオオゴキブリがワラワラとわき出してきます。KT親子の騒ぎぶりが一番楽しかったです。(笑
宇治ではオオゴキブリというと針葉樹の倒木に入っていますが、広葉樹にも入るんですね。樹種はわかりませんが。
オオゴキブリをよけながらも複数のチビクワガタを採取できました。一見、ゴミムシやゴミダマに似ていますがしっかりと大顎がクワガタを主張しています。前胸背の凹みもまたかわいい。


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 途中、クリの花を掬ったり綺麗なトンボを見つけたりしながら奥に進みます。かあちゃんはカエルと遊んでいて遅れがちです。
クリの花では未採集のピドニアが多く採れましたが、一つ白黒のトラカミキリが採れました。あまり見覚えの無いカミキリだったので嬉しく思い持ち帰りましたが、帰ってから悩んでいます。ほぼズマルトラなんですが、少し気になるところもあって・・・・・。

 モミの大木がニョキニョキと生えているエリアに入りました。ここがあのカミキリで有名なポイントかぁ〜・・・・。なんだかトトロの森みたいでした。山と対面してもモミだけが頭一つ飛び抜けていてそそり立っていました。古そうだけど螺旋状の食害痕もいくつかみうけられました。シーズン的にずれているので視察のみですが、やはり巨木の森というのは幸せ感満点です。
現在成長中のサルノコシカケを見つけました。喜び勇んでチェックに行きましたが残念ながらまだなにも張り付いていません。しかしあと一ヶ月もすればキノコ食の甲虫がたくさん見つかるでしょう。

 最後にまたエノキの木を見に行きましたがまだ時期が早すぎるのか気配なし。早めに森を離れました。帰りがけにKTさんのクワガタポイントでネブトクワガタの採集講座。見事ネブトが採れました。さすがベテランのクワガタ屋さんです。そもそも我が家の樹液チェックが甘かったという事ですが、なんかこれからは地元でもネブトクワガタが採れそうな気がしてきました。KTさん今回は大変お世話になりました。虫の発生はまだこれからという感じでしたが、また時期をずらしてご一緒してくださいませ。
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 最後は西日の強い青空が広がり、暑さにほど良い疲れを感じる一日になりました。(帰ってからすぐ寝てしまいました。)
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by aile21 | 2009-05-31 00:19 | とうちゃん

エゴノキの末弟

 昨日は雨が降るような予報だったのに、いつまでたっても降りそうにない空模様。新型インフルエンザのおかげで半ば自宅軟禁状態のshowzineを連れて午後から定点に行ってきました。目的の一つはFITのリフレッシュ。放置が続いたので虫やゴミで一杯になってるんじゃないかと心配でした。

 予想通りの状態。緑色に濁っていて藻も発生しています。ボウフラまで湧いていました。
それでも初採集のオオキノコムシ(チビオオキノコだけど)やハムシが落ちていてそこそこ嬉しかったです。オオキノコは同定でつまずいていますが。
沢の水で綺麗に洗って、再びセットしてきました。早春には風通しもよかった場所も下草が茂り出し、どうも虫の飛行ルートとは言えなくなってきたので、3セットのうち2つは少し場所を移動しました。

定点のミズキもほぼ終わり。かわってエゴノキが花盛り。ウツギも咲き始めました。
エゴノキの花を掬うとアオハムシダマシが無数に入ります。アオハムシダマシなのに赤いのばかりです。その中でも真っ青の個体が珍しく、いくつか摘んできました。
薄日の差していた天気もどんよりと曇ってきました。
これが最後、これが最後とエゴノキの花を掬っていた時です。
数年来探していた虫が網に入りました。


e0083097_19264682.jpg エゴシギゾウムシ

 エゴノキの名前を冠するゾウムシは3種類。我が家ではそれを『エゴノキ3兄弟』と称して揃えるのを目標にしていました。

エゴツルクビオトシブミ(長兄)はオトシブミ科であってすでにゾウムシですらない。まあそれは置いといて、一番多く見つかります。長兄かな。

エゴヒゲナガゾウムシ(次兄)も実はゾウムシ科ではありませんね。まあいいや。これはウシヅラヒゲナガゾウムシの別名があって奇妙奇天烈な顔をしています。地元では未採集ですが、千葉県でエゴの実を拾ってきていくつも羽化させた事があります。

そしてこの日やっと見つけたのがこの末弟です。宇治の山にはエゴノキがた〜くさん生えていて今までも散々掬ってきました。なかば諦めていのに・・・・。

やっと見つけたっ!
やっぱりいたんだね。
小さいゾウムシばかり見てきたけどそこそこ大きくてカッコいいです。



おまけ トンボの作ったハートマーク。
    それぞれの羽先にある点々模様が色違いなのがかわいい。
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by aile21 | 2009-05-25 20:14 | とうちゃん

そろそろ夜はどうかな

 「ヒラタとコクワを採ったよ。」と仕事先で言われました。
もうそんな時期なんですね。
それならと、夕食の後でshowzineと夜回りに行ってきました。
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土場にはいろいろなゴミムシダマシが蠢いていました。

 コツヤホソゴミムシダマシだけが初採集。 他にはユミアシゴミムシダマシ、クロホシテントウゴミムシダマシ、ニジゴミムシダマシがたくさん。

クロミジンムシダマシは積んである材の木口に無数に見られました。懐中電灯の明かりが反射してキラキラ光っていました。黄褐色のちんまい虫は吸虫管で吸って持ち帰ってみれば予想通りオオキバチビヒラタムシとルイスチビヒラタムシ。
アカモンホソアリモドキは初か?・・・・と思いきや、帰って調べたら一つ持ってました。(さすがに全部は覚えられません。)
いつのまにか吸虫管に入っていたハスモンムクゲキスイ。これも定点では度々採れてますね。
あとは、カレキゾウムシの仲間とか、キノコハネカクシの仲間とか。

 毎年お世話になっている灯下ポイント。クシコメツキがたくさん。よくわからんゴミムシもたくさん。オオゾウムシが上から僕らを見つめていました。

そこそこ虫はいるけど、心躍る虫はいないなあ。

と思っていたら、

「お父さん・・・・・」とshowzine.

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 おおっ!!

 ゴホンダイコクっ!!


もう出現しているのかあ。このポイントはゴホンダイコクに出会う率がホントに高い。毎年必ずこの灯下にきています。何度見てもやっぱりいい虫だなあ。

さあ、定点での毎年の儀式です。
「今年も良い虫を採らせてください。お願いします。」とお祈りしてきました。

その後、満を持してクヌギの樹液ポイントに行ってみましたが、クチキムシばかり。樹液はまだお湿り程度。ケシキスイも見当たりませんでした。う〜んちょっと早かったかな。
カタボシエグリオオキノコ達が立ち枯れの菌みたいなものを食べていました。
コキノコゴミムシとかね。

定点の常連さんばかりの夜でした。これからだね。これからっ!!
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by aile21 | 2009-05-24 00:47 | とうちゃん

シロスジドウボソ再び

 巷では新型インフルエンザが猛威を奮っています。中高生を中心に被害が拡大中。
しょうがないけどあまりパニックにならない事を望みます。

 日中の予想最高気温が30℃を告げた今日、た〜〜〜っぷりと汗をかいて仕事を終えました。
すでに午後6時にはなっていましたが、この季節は日没が遅いのでまだ大丈夫。
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 車を飛ばして定点に行ってきました。

 ミズキはすでに花の盛りを過ぎていましたが、まだ4割ほどは花が残っていました。

 夕暮れ近づく空にふわ〜んとカミキリのようなシルエットが飛び交っていました。


・・・・・・・・・・もちろんほとんどがジョウカイボン、アオジョウカイ、キンイロジョウカイ、・・・・ジョウカイ、・・・・・ジョウカイ、・・・・・・・・・・・・・・・。
カミキリはヒメクロトラ、トゲヒゲトラ、ヒナルリハナ、キバネニセハムシハナ、ヤツボシハナ、チャイロヒメハナが網に入りました。これらは毎度お馴染みのカミキリです。

 ヒゲコメツキのペアやオオナガヒラタコメツキ。一番多いのはヒメクロコメツキ。最近はコメツキも面白くなってきたのでよく見もしないでポイすることがなくなりました。
他にもオトシブミやハムシ、アトキリゴミムシのいろいろが採れて久しぶりの定点に満足しました。

ミズキを掬っていて「まあ、こんなもんかな」思いふと後ろのブッシュを何気なく掬ってみました。


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うおっっ!!

シロスジドウボソカミキリ

 冬の間にキブシの枯れ枝の中で越冬しているのを発見してから、数個体は割り出していましたが、活動期に野外で採集した事がありませんでした。今頃飛び回っているのですね。
残念ながらフジやウツギ、ノイバラその他諸々が絡み合ってこんもりしている草薮だったので何の木にいたのかは確認できませんでした。

死んでしまうと白いストライプがくすんでしまうのが難点ですが、生きている時はこの通り美しいカミキリです。
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おまけ ・・・・・こんなのも。
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by aile21 | 2009-05-20 22:56 | とうちゃん

2話目「プクプク・・・」

今日は2本立て

●プクプクの巻
 ミズキが満開の季節、花を掬うとカミキリやコメツキ、ハナムグリなどが多く網に入るけど、もちろん「雑甲虫」と呼ばれるケシキスイやハナノミなどもいろいろ入ります。そして花の密や花粉を食べに集まる虫を狙って様々なクモや肉食バッタの類もたくさん網に入ります。


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 ツマキアオジョウカイモドキ
Malachius prolongatus Motschulsky

花掬いの厄介者(?)ジョウカイボン科にもましてテンションを下げてくれるのがこのジョウカイモドキ科。今の時期、花を掬えば難なく網に入る常連さんです。それでもこの「ツマキ〜」はこの科では大きい種です。
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 小さな甲虫は小さなチャック付きビニール袋に入れて持ち帰ります。そのまま酢エチを吸わせれば展脚もらくちんです。

先日採ってきた虫を〆る前に眺めていた時の事。ゾウムシ、ハムシ、テントウ等がゴソゴソと蠢く中でこのツマキアオジョウカイモドキの姿に異変が起こりました。

な、なんか出てる〜!!
以下は袋の外から写したのでかなり不鮮明です。


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 一瞬、ツマキアオジョウカイ(めんどくさいので以下、「ツマキアオ」)の脇腹がプク〜っと膨らみました。まるで黄色い風船のように。
これ、他の虫が近くにやってきたり、接触すると威嚇しながらキバを剥く時にプク〜っと膨らみます。

左・少し怒ったところ。   イエローカード!
中・そこそこ怒ってるよ!
右・激怒!!        レッドカード!!!!

右の写真ではわかりづらいですが、激怒中はとうとう頭と胸の間からも怒り袋を膨らませています。
威嚇が最高潮の時は体の中に折り畳まれている怒り袋がめくれ上がって発色の良いピンク色が出てきます。警戒レベル最高なのでしょうか。
これがまあ、見ていて面白い。廻りにいるのはどれも草食(?)の虫たちばかりなのにこのツマキだけがひたすら怒っていてあちこちに威嚇してばかり。お前ビビり過ぎ!(笑


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 普段見過ごしている虫にこんな離れ技があるとは思いませんでした。やるね〜〜!
最近では綺麗な標本を残すために野外ですぐ〆てしまう事が多いけど、たまにこうやって生態を見ると虫は益々面白い。

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 その後、〆てみればこの通り。

 あの鮮やかな怒り袋はどこにいったのやら。

残念なのは鮮明な写真が撮れなかったこと。
何故かピンセットなどでツンツンと苛めてみても怒り袋は出さなかったです。
他の虫に対してだけ”いちびって”ました。
 
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by aile21 | 2009-05-17 18:03 | とうちゃん

1話目「ツヤツヤ・・・」

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 今週末は雨です。少し肌寒いくらい。

静かな週末を過ごしております。昨日はご近所のクワガタ屋さんKTさん親子に宇治市近辺のポイントを案内していただきました。いろいろありがとうございました。我が家の知らない樹液ポイントをたくさん教えていただきました。さすがクワガタ屋さん、長年の情報量が違います。

 その後、市内のクワガタ専門店にも案内していただきました。店内には普段目にしない大型のクワガタやカブトムシがズラ〜っと並んでいました。我が家が普段、地味に採集している小さな甲虫とはまた世界が違っていて、不思議なモノをみているような感覚を味わいました。子供に人気が出るのはわかります。私が知っている外国産のクワカブといったら、ニジイロとヘラクレス(ヘラヘラって言うんだって)、アトラスくらいの知識しかありませんから。

●ツヤツヤの巻
 KTさんから一つお土産をいただきました。
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 一目見た時、かあちゃんと一緒に「うわぁ〜〜〜!!」と声を挙げてしまいました。
なんだこのツヤツヤはっ!!

真っ黒なのにツルツルピカピカです。タランドゥスというクワガタでした。

私の第一声 「クロカナブンなんて目じゃないね!」
かあちゃんはエンマムシを想起していたそうです。
これだけ綺麗な国産黒艶モノといったらなんだろう? 
ツヤハダクワガタってどうなんだろう?(採った事ないけど)
ツノクロツヤムシは?(もちろん採ったことない)
比べてみたいと思うのはやはり性でしょうか。

まだ羽化したばかりで元気なので当分飼ってみようと思います。死んだら上翅を顕微鏡で見てみたい。全く点刻がないのかな?
KTさんありがとうございました。

帰ってから我が家唯一のクワガタケースの横に並べておきました。昨年地元で採ったオオクワ♀が入っています。モノは試しと試みました。3月の終わりに確認したところ、無事冬眠中だったので安心しましたが、これだけ暖かくなったのに、まだ餌を食べに出てきた気配がありません。
「死んじゃったのかな?」と不安でしたが、今朝ふと見ると昨日までなかった活動の痕跡が見えました。

 
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 ケースの横から見える穴の中にはモゾモゾと動く姿が。

お隣さんにやってきたタランドウスに気がついてとうとう目覚めたのかな。


無事に一冬が越せて良かったヨカッタ。

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by aile21 | 2009-05-17 16:46 | とうちゃん

多賀町権現谷

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 今日は朝からジリジリと太陽が照りつけていました。予想最高気温は30℃。これはもう真夏日です。
昨晩遅くに静岡からの出張に帰ってきて9時過ぎまで寝ていましたが、もったいないので家族で出かけてみました。

 名神彦根インターでおりて芹川沿いに走っていくと谷はどんどん狭まっていきます。滋賀県多賀町権現谷は、鈴鹿山系北部の懐奥深くにあり、垂直に切り立った狭い谷底は化石が見つかる事で有名です。
ミズキがあちこちで満開でした。とりあえず掬ってみようと山肌に近づくと・・・


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 鈴鹿名物ヤマビル様のお出迎え。
足元にずらりと並んで頭をペコペコお辞儀をしながら御丁寧なおもてなし。

いえいえ、どうぞおかまいなく。

気を引き締めて長靴に履き替えるしかありませんでした。
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 showzineが見つけたのはフタホシスジバネゴミムシ。そういえば数年前の冬に信楽町でのオサ掘りで見つけたことがあります。久しぶりに出会えました。まじまじと観察するとずいぶん平べったいゴミムシです。
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 ヘリグロベニカミキリもshowzineが見つけました。ベニカミキリよりも赤が深くて重厚なカミキリです。

ミズキでは雑虫がそこそこ採れましたが、一目で「これ」といえるものは少なく、コメムシやマメゾウムシ、ハナノミの仲間たちというところ。ハイイロビロウドコガネなんていうのも採れたけど、これって採った事あったっけかな?

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 なんとなく化石を探してみます。

でも「なんとなく」なのでよくわかりません。

それはそうだ。もっと計画的にしなければダメですね。
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 渓流ではアメンボが皆、石の上で日向ぼっこ。これがまた可笑しい。
いつも水面を優雅にスイスイと浮かんでいるはずのアメンボが、流水の上に追い立てられてもすぐに石の上に這い上がってきます。まるで溺れていた者が命からがら助かったような。(笑


 川の水が時々無くなって、また復活したりと面白い谷でした。水も綺麗だし。
あまりに暑いので皆、長靴を履いて川の中をジャブジャブ歩きました。そろそろサンダルでいいんだけどヤマビルがちょっとね〜。相変わらず「なんとなく化石探し」をしたり、動物の骨を見つけて一喜一憂してみたり。
山道を進み峠を越えると山の景色もすっかり変ってしまい、そのまま帰途についたのでした。
今日はずいぶん日焼けしたみたいで首筋がヒリヒリします。
採集帰りのアイスは「お約束」。もうこの季節か。


 おまけ
e0083097_23465951.jpg 昨晩遅く、仕事から帰ってきたら材箱の中にカミキリムシが羽脱してました。

 ヨツスジハナカミキリ

もう笑うしか無い。
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by aile21 | 2009-05-10 22:46 | とうちゃん

GWは仕事採集

e0083097_0307.jpg GW終わりましたね。ここ数日は近畿某市に出張に行っておりました。季節的にも地域的にも楽しみにしていたのですが、思うように採集が出来ませんでした。
山間部にある仕事場からは目の前の森の中にコナラの倒木が折り重なって倒れているのが見えていたのですが、朝一番ではこれといった虫も見当たらず。「気温が上がってくれば・・・」と密かに企んでいるとにわかに仕事がトラブル続きになり、「ちょっとそこまで・・・・」と切り出せる雰囲気とはいえなくなりました。初日、二日目と天気も上々で「まだ、チャンスはあるだろう・・・」とふんでいたのですが、その後天気は下り坂。仕事はよりハードになってしまい「ああ、これはダメだ〜。」

 二日目の朝一番、仕事開始前に「すいません、ちょっと10分だけ・・・」と取引先に告げて目の前の林縁に近づいて行きました。(笑
もうなりふりかまわずという感じです。

倒木廻りはベニコメツキがフワフワと飛び交っていました。残念ながらカミキリは見当たらず。
キイチゴ類は花が終わりすでにイチゴがなりかけていました。シロオビナカボソタマムシがあちこちに見られました。キイチゴではわりとあちこちで見られるタマムシだけどなかなか綺麗な虫です。家には過去の標本があるけれど標本作りを始めた初期のものなので整姿がキマッていないのを思い出して少し摘んでおきました。

e0083097_026576.jpg チョロチョロと流れる沢沿いには鹿の糞があちこちに転がっていました。小枝を拾ってツンツン・・・・。

 コロンっと出てきたのは真っ黒だけど少し大きめのマグソコガネ。
宇治の山で鹿糞をチェックしても出てくるのはクロマルエンマコガネばかりなので、いきなりマグソが見つかると新鮮です。
帰ってから調べてみると
トゲクロツヤマグソコガネ
初採集でイエーイ!!(←死語かな?)
どこにトゲがあるのかというと上翅の肩のところにちょろっと・・・・。

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 もっといないかなとコロコロとした鹿糞を崩していたら小さいながらも光沢がキラっと光る虫を発見。
う〜ん、最近は小さな虫ということもあるけれど、ずいぶん目が弱くなりました。
小さいもの、近いものが・・・・。orz

「なんか採れたけど、なんだかよくわからない。」ちっちゃなマグソコガネなのかな?と考えていましたが帰ってから顕微鏡を覗いて見ると陸生ガムシでした。
ケシガムシのようです。
そういえばマグソガムシというのもいるようだし、こいつらって糞虫なのかぁ。

 つい夢中になってしまい慌てて仕事場に向かったらもう皆仕事を始めていました。(爆

仕事に勤しんでいる時もポケットにいつもチャック袋を忍ばせていました。なにか見つければ他人の目を盗んでサッと摘み、またポケットにいれていました。ハネカクシとか、コキノコムシみたいな虫とか。
しかし宿に帰ってみてみればほとんど潰れていました。あ〜あ・・・。
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by aile21 | 2009-05-08 00:58 | とうちゃん

シイの木が咲き始めました

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 宇治の東側に広がる山塊は醍醐山地というらしい。山科の音羽から宇治の天ヶ瀬まで横たわるせいぜい200~300mの低山です。
桜やカエデの花が終わって一息つくと山裾が黄色く染まってきます。シイの木が咲き始めると桜のような優しい感じではなく絢爛豪華で派手な色彩が目に飛び込んできます。日増しに強くなる陽射しと相まって強烈な印象です。
山の彩りといえば新緑や紅葉で目を楽しませてくれる落葉広葉樹ですが、これからの短い期間に主役を演じるのがシイやカシなどの常緑広葉樹、照葉樹ですね。

 萬福寺あたりはまっ黄色に染まっていました。あれを掬うと辺り一面にむせかえるような甘い匂いが広がって、黄色い花粉が霧のように漂います。

 きっといろいろな虫が集まっているんだろうけど、まずは無数に入るコアオハナムグリを網の中からよけていくのがめんどくさい。ほかにはジョウカイボンやベニカミキリなど春のお馴染みさんに懲りずに頑張ればみっけもんもあるのだろうか?


さあ、明日から連休最終日までちょこっと出張に行ってきます。何でもいいから拾ってきたいと思います。
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by aile21 | 2009-05-02 23:28 | とうちゃん

いらっしゃいませ

 もう連休中は休みなしのはずだったのに思わぬトラブルで急遽ポッカリ空いた一日。仕事的には嬉しい事ではないけれど、まあ、世の中こんなもんか。


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 どうやら東京からお馴染みの虫屋さんしまちゃんさん(aki44)が宇治にいらしてると連絡をいただいたのでかあちゃんと一緒に出かけていきました。

天ケ瀬森林公園で久しぶりの再会です。
しまちゃんさんはミドリセンチをすでに2匹手中に収めていました。今日は風も弱く絶好の採集日和。林道をゆっくり歩いていくとあちこちで緑色の閃光が「ブウ〜ン」と大きな羽音をたてて飛んでいきます。飛んでるのを追っかけていると後ろから耳元をかすめて飛んでいったりしました。

ここの林道はニワハンミョウがワサワサと湧いていて、しまちゃんさんはお土産用にいくつか摘んでいました。
あたりは虫の集まりそうな花はほとんど咲いていなかったけれど、フジだけは満開です。試しに掬ってみるとキバネホソコメツキやちいさなケシキスイがポツポツとはいりました。

ふと上を見上げるとオトシブミのゆりかごがた〜くさんぶら下がっています。掬ってみればエゴツルクビオトシブミ。エゴノキでした。


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 あれっ?

カミキリがいるよ。

コナラの葉上にこの時期にしては大きめなカミキリが鎮座していました。

ん〜〜? 何カミキリだ〜?

掬ってみたらビックリ! スギカミキリでした。
 なんでコナラの葉っぱに乗っかっていたんでしょう。偶然だよね。
今年はもうスギカミキリには出会えないかと思っていましたが予想外なところで出会えました。昨年は見つけていないので2年ぶりのスギカミキリでした。


e0083097_22234576.jpg ミドリセンチコガネとニワハンミョウを摘みながら緩やかな林道をブラブラと歩きました。粗朶にはヒメスギカミキリが何匹もウロウロ。

せっかく来ていただいたのだから宇治に多い青緑タイプのミドリセンチばかりでなく、たまに見かけるルリセンチも持ち帰ってもらいたかったのですが、結局採れませんでした。青く光りながら飛んで行く姿は何度か目撃したんですけどね。

その後我が家のお気に入りポイント『定点』で少しミドリセンチを追加しました。ミドリセンチ以外特産の虫のいないエリアなので自慢げに案内出来ないのが申し訳ないのですが、ミドリセンチはそこそこ採れたようで安心しました。

e0083097_22304981.jpg 一昨日にナミハンミョウが乱舞していたポイントに移動してみると、意外にも今日はナミハンミョウが少なめでした。それでもポツポツと採れたよう。

ビックリしたのは乾いた林道をオオオサムシがウロウロしていました。しかも2匹も。
オサ掘りでさんざん見つけていたのでどうも「冬の虫」というイメージがありますが、活発に動き回るオオオサを見るのは久しぶりでした。

それにしても・・・・

アップで見ると
悪い顔だなあ〜!オサムシは悪役顔です。


しまちゃんさん、最後までおつきあいできなくてスミマセンでした。
暇つぶしにはなったでしょ。(笑
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by aile21 | 2009-05-01 22:51 | とうちゃん


京都南部の野山で宇治虫親子が発見した生き物の記録  出演 とうちゃん(aile21)・かあちゃん・ちび宇治虫(showzine)


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