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初出動!!

 なんだかこの1月はあれこれと忙しくなってしまい、肉体的にも精神的にも余裕のまったくない時間を過ごしてまいりました。今まででも採集に行けない時期は毎年ありましたが、その都度「愚痴」ばかりの日記を書いてきたように思います。今回は「ちょっと河川敷に立ち寄って・・・」というような余裕も全くなかったので、思い切って更新を止めてしまいました。日頃から多くの応援をいただいておいて心苦しい日々でしたが、やっと一息つけました。正月以来やっと休みがとれました。

 今年初の採集に行ってきました。あれもしたい、これもしたいと考える事はいくらでも思い浮かびます。

そこへ無情の雨・・・。どうやらこの先も1週間程は動きがとりづらいのでなにかやってこようと思いますが、山へ行くか、川へいくか・・・?
家の外へ出て空模様とにらめっこしてみると小雨というか霧雨のような状態。ダメもとで三川合流へ行ってみました。
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 久しぶりの訪問にワクワクしながら車を走らせました。車窓に河川敷の姿が見えてくるとかねてから不安のあった状況が現実のものとして目に飛び込んできます。木津川、宇治川、桂川のどの河川敷も伐採されてしまい壊滅状態です。関西の誇る貴重で豊かな自然は無くなってしまったようです。この話は暗くなるのでまた別の時に・・・。

 車を止め、雨合羽の上下で身を包み、腰には鉈と手鍬をぶら下げます。そして篩を持って出撃しました。
時折ムクノキの樹皮を捲って越冬中の甲虫を探してみました。

e0083097_22245831.jpg 早速姿を現したのはカメノコテントウ。

この地ではよく見かける大型のテントウです。

前胸にある2つの白い点がウルトラマンの目玉みたいで面白いです。
 ほかにはトホシクビボソハムシ、ヤノナミガタチビタマムシ、クロウリハムシ、ヒメテントウの仲間、ミドリトビハムシをはじめトビハムシの仲間数種。ここの冬場での常連たちです。ヒシモンナガタマムシがいるなずなんだけど・・・、おかしいなあと思っていたらほどなく見つかりました。ここで写真を撮ろうとしたらデジカメの電池が切れてしまいました。まあ今日は久しぶりなので景色の写真でも撮れればいいやと携帯電話のカメラを頼みに先へ進みました。

 雨脚はだんだん強くなってきます。もう小雨だなんて言ってられません。

時折手鍬で土を掘ってみたり、倒木を割ってみたりしてヤコンオサムシやアオゴミムシも確認しました。本当は草地の落ち葉篩をしたかったのだけれど雨でベチョベチョになっていてダメそうです。しかし今まで溜まりに溜まった鬱憤を晴らしに来たので葦原の中に潜って少しでも濡れの少ないところを無理矢理篩って帰りました。あまり期待は出来ないかもしれませんが。

 車に戻る途中、初めに見たムクノキなどは雨の流れが滝のようになっていてすでに樹皮捲りどころではなくなっていました。
まあ初採集はこんなもんかなあ。

e0083097_22502367.jpg 帰ってからムクノキの樹皮裏にいた虫を吸虫管から取り出して眺めていたらちょっといい虫を採っていました。

ルイスヒラタチビタマムシ

チビタマムシはかなり苦手なグループですが、この青い光沢を目にした時は「おおっ!!」と声を挙げてしまいました。きれいなチビタマです。
ノイバラがホストらしいけど今までお目に掛かれなかったのが不思議です。
ノイバラなんていくらでもあるのにね。

初採集の虫が採れたので来た甲斐があるというものです。
さてあとは篩のほうで何か出てくるかが楽しみです。
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by aile21 | 2010-01-31 23:00 | とうちゃん

なかまわけのこと

 暖冬と言われていても「寒波」という言葉をよく耳にする冬です。
明日の京都の最低気温は−4℃だそうです。最高は4℃。
幸い宇治のあたりはたまにチラホラと舞うこともありましたが、積もるまでは至りません。しかし京都北部やすぐ隣の滋賀県では大雪警報がたびたび発令されています。雪の多い冬のようですね。

 さて、不定期連載 『標本の苦悩』シリーズ
どれも小さいサイズの箱ばかりだけど、我が家の標本は「科」ごとに分けるようにしてあります。
一番多いのはカミキリボックスだけれど、他にコガネムシ科やタマムシ、コメツキ、オサムシ、などそれだけで箱を占領できるグループと、雑甲虫がちょっとずつ入っている寄り合いの箱ももちろんあります。

以前からどうにも苦手にしていたゴミムシ。(オサムシ科だけれど別扱い)
なかなかその世界観が把握できないのはその「族」に意識を払わず、ただ「ゴミムシ」で一括りにしてきたからだと薄々感づいていました。あれだけの大グループなんだからキチンと分けて考えないといつまでも苦手なままでしょう。
そんなところから昨年秋に100均ショップで厚紙を買ってきて『ユニットボックス』なるものを作ってみました。
e0083097_23552728.jpg
 それぞれの「族」に分けるとどうしても隙間が多くなってしまいます。まだ標本箱も2つで足りそうな数なので今はまだ良いでしょう。

 いつものように「自己流」工作です。
まず最初に始めたのが標本箱の底に敷いてあるコルクをひっぺがす作業でした。コルクやペフ板が敷いてあるとその上に箱を乗せたのでは針の高さに合わなくなるからです。

次に箱作り。虫ピンの高さが4cmだから箱の高さも合わせとけばいいだろうと考えました。標本箱の内寸に合わせて、また各ゴミムシ族の標本数を考えながらの箱作り。鼻歌まじりで作業を進めます。初めのうちは少なかった箱も徐々に増えていき、キッチリと標本箱に収まるとなかなか気持ちの良い思いがしました。

が、しかし・・・
e0083097_0101614.jpg
 標本箱の内寸ピッタリにユニットボックスを埋めると、標本箱の蓋の内側が当たって閉めにくいことが判明してしまいました。
むむむ・・・。我ながら詰めが甘かったです。

e0083097_0145853.jpg
 そこで泣く泣くサイズの変更を余儀なくされました。ユニットボックスの高さを3cmにするとちょうど内寸の高さとピッタリ。蓋の開け閉めにも干渉せずスッキリと収まりました。
今後暇を見て新たに作り替えていこうと思う今日この頃・・・。

ただ一つ、気になるのは、
e0083097_0193323.jpg
虫の位置が皆、箱の上に飛び出してしまっている点。なんかカッコわるいなあ。
あっ! 虫の位置を下げればいいのかな〜?。

悩みの尽きない標本いぢりです。
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by aile21 | 2010-01-14 00:28 | とうちゃん

すきまのこと

 正月休みも新年の行事に忙殺され、ゆとりのないまま仕事がはじまりました。
なかなか採集に思い腰があがらないのには我ながら困ったものです。

 実は昨秋から採集リストをもう少ししっかりとまとめようと考えてきました。データの整理です。
「おっ!! すっげーっ!!」
「やったーっ!!」
と今まで闇雲に採集三昧を楽しんできましたが、はてさて何種くらいの甲虫を採ってきたのか、

カミキリは? ゾウムシは? ハムシは?・・・・・?

まだ一つも採れていない「科」はどれくらいあるのか?
それはどうしたら採れるのか?

昨年中にきりをつけたかったのに、結局時間もほとんど取れず考えてばかりでなかなか進みませんでした。
そこで最近は採集に出るより標本のチェックを主にしています。すぐ脱線するので相変わらず進みませんが。
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我が家の標本を眺めているとどうにも異質なものが多々あります。
例えばこんなもの。
e0083097_2202350.jpg
 「2005年6月・・・」とあるから「宇治虫」を始める少し前ですね。
この当時は小学生のshowzineと親子で虫取りを初めて3期目。それでも標本の作り方を知らなかったのだから恥ずかしくも懐かしい標本です。
クワガタや大きなカミキリなどは上翅に針を刺せば良い事はわかっていましたが、小さな甲虫の扱いに苦心したものです。当時は標本の意味など考えもせず、型にハマらず思うように作れば良いんじゃないの?などと勝手自由に解釈していました。
虫をひっくり返して腹に虫ピンで穴をあけ、頭を落としたまち針に瞬間接着剤を塗り差し込んであります。(笑
当時の標本にはテントウムシやヨツキボシカミキリのような小さな甲虫にも上から針を刺したものが多く残っています。しかしその殆どが刺す圧力に負けて翅がひしゃげてしまい非常にカッコわるい状態に。
そこで思いついたのが「上翅に影響なく針を刺すなら腹にさせば良い」でした。(爆
実はこれゴホンダイコクや他の小型コガネムシにもいくつも残っていたりします。黎明期の遺産としてはとても懐かしいのですが・・・・・・

今となってはすっごい邪魔っ!!
持つところが針しかないので標本の移動がもう大変。

その後、心を入れ替えて「三角台紙」を使うようになりました。しかしどれくらいのサイズが良いのかわからず、また小学生の子供が自作できるものが大切な条件です。
結果、非常に大きな台紙になって虫とのバランスが不釣り合いなものも多くなりました。
ところがその標本たちも最近ではちょっと邪魔・・・・。

標本が多くなりすぎて場所をとりすぎます。

e0083097_2572274.jpg
 それを最近では少しずつ切り詰めてコンパクトに収めるように改修作業をしています。随分進めたけれど、まだこんなものもチラホラ。
昔25mmくらいの長さがありましたが、今はなんとか10mm前後になりつつあります。
「こんなんじゃ標本箱がいくらあっても足りないぞーっ!」という状態も緩和されて、標本をキッチキチに詰め込む事にハマりそうです。

そのためには・・・・そう、もっと虫とらなくちゃ。
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by aile21 | 2010-01-07 03:11 | とうちゃん

あけましておめでとうございます

e0083097_202061.jpg

本年もよろしくお願いいたします。
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by aile21 | 2010-01-01 02:01 | とうちゃん


京都南部の野山で宇治虫親子が発見した生き物の記録  出演 とうちゃん(aile21)・かあちゃん・ちび宇治虫(showzine)


by aile21

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