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コニワハンミョウ

 朝まで降っていた雨も抜け、快晴の一日になりました。しかし日差しは強いものの猛烈に風が強かったです。
今日は大阪市立自然史博物館の研修会(プロジェクトY)に親子で初参加してきました。
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 抜けるような青空の下、菜の花がどこまでも広がっていました。

 現地に着いて採集を始める前に各人が目的の虫などを一言コメントで自己紹介しました。その時にコニワハンミョウの名を聞いて、はて? こんなところにコニワハンミョウなんているのかな?
気になったのでその場で伺うとどうやらそこそこいるらしい。我が家はこの地でニワとエリザしか採ったことがないので俄然採りたくなってきました。
 しかし、いざ川べりに足を向けるとだんだん不安が。今朝まで降っていた雨のおかげで増水した川。狙いの砂州が水没していました。すっかり諦めて辺りの菜の花や丈の低い草をビーティングしたりしました。しかしこれといって目ぼしい虫もとれません。一番多く目にするのはハナノミダマシの仲間。ゾウムシもイチゴハナゾウくらい。
目先を変えて枯れ草をひっくり返してハネカクシを少し摘んだりしました。showzineは何をやっているのかと接近すると朽ち木をほじくっていました。
「なんか採れた?」と聞いても「なんも・・・、シロアリくらい。」
二人でしばらくほじくっていくと大きな幼虫が出てきました。ヒラタクワガタじゃないかな。

もう一つ盛り上がらないままミズギワゴミムシを摘んでいると、
「コニワ採れました?」と声が掛かりました。
「えっ??」

どうやらここからほんの少しだけ下流に砂州が広がっているらしい。しかも「いっぱい飛んでますよ。」と教えていただきました。そろそろお昼でしたが急いで車に戻り長網を取ってきました。
showzineと二人で砂州を平行に並んで進みました。私は水際を進んでいたので小さなミズギワゴミムシ(おそらくドウイロミズギワ)に気をとられがちでしたが横ではshowzineがしきりに網を振るっています。「こっちにいっぱいいる」と言うので私もそのラインを集中的にさがしました。強い日差しを反射した白い砂が眩しい。
やがて・・・

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 やっと採れました。万歳〜♪

よく探すとホントにたくさんのコニワハンミョウが見られました。
ここ数年、新しいハンミョウを採っていなかったので嬉しい一品です。しかも通い慣れたこの河川敷で採れたのだからびっくりです。まだまだこのポイントは楽しめます。

この勢いでカワラハンミョウも・・・、いや、さすがにあれは絶滅してるかな。
 昼食後は橋を渡って対岸へ。

 土手を下りて河川敷の草むらに入ってすぐめに飛び込んできた光景は猫の死体です。うう・・・。
やっぱり素通りはできませんでした。初めは遠巻きに観察しました。無数のハエがたかり、いろいろなところを蛆が蠢いていました。枯れ葦の棒で死体をひっくり返してみると強烈な臭いが襲ってきます。うう・・・・。
 そこで目に留ったのがネットでみたことのある虫でした。

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オニヒラタシデムシ
オオヒラタ、ヨツボシモンばかり目にしてきたのでこのゴツゴツした上翅は目を惹きます。
強いて言うならアカガネオサムシのような。(そこまでシャープではありませんが)
シデムシは積極的に採りませんがこれは採らなくては!
どうしよ、どうしよ・・・。さすがに今の今まで死体に張り付いていたシデムシを素手で掴むのは躊躇います。しかし迷っているうちに草むらに逃げられてしまいそうだったので、意を決して摘んでしまいました。

 その後も「コブスジいないかなあ・・・」と執拗に死体の下の草を掘り返してみました。

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 んん・・・、なんかポツポツいるぞ。
多くのハネカクシとは別に丸っこい甲虫がモゾモゾ。なんか模様があるぞ。
「チビシデか?」という私。
「ケシキスイや」とshowzine。

持ち帰って調べてみたらケシキスイでした。
キボシヒラタケシキスイ
腐植した動植物に集まるらしい。
これもまた初採集になりました。

結局コブスジコガネは見つけられませんでしたが、死体が生なましいのでもう少し経ってから見に来ることにします。
 長い間、死体の臭いをかいでいたからかどうかは分かりませんが少々頭が痛くなってきたので網を置きました。
めまぐるしく変わる天候、寒暖の差のせいか、はたまた数年来続いている大伐採の影響か、総じて虫の数は多く感じませんでしたが初採集の虫がいくつも採れて十分満足な一日でした。また他の虫屋の方々といろいろお話が出来たので、思わぬ成果もあったように思います。御一緒して下さった皆様ありがとうございました。
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by aile21 | 2010-04-29 21:29 | とうちゃん

円山公園

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 今日は所用で東山へ。

 用事を済ませてからプラプラと円山公園を歩いてみました。
予報では22℃と報じられていたほど暑い一日でした。観光旅行者、修学旅行生、幼稚園の遠足となかなかの賑わい。名物「枝垂れ桜」も花はすでに終わっています。
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 カエデの花もいくらか残っていましたが虫の姿はほとんど無し。

ファウストハマキチョッキリが一つ。
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 藤棚ではすでに藤の花が開いていました。
 クマバチが無数に飛び交っていて五月蝿いくらいでした。棚の下から見上げて赤いトウガラシでもぶら下がっていないかと藤蔓に目を這わせましたが見つかりませんでした。
昨年にはとうとう京都でもヒラズゲンセイが見つかったそうです。いつか出会えるだろうか。
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 アヤメ(カキツバタ?)も咲いていました。
なんだか初夏のようです。歩いていて日差しがきつくて緑陰を探したりしてしまう程の暑さです。
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 公園の池では大きなスッポンが甲羅干しをしていました。他のカメに比べると甲羅の形のせいかなんだかだらしなく見えます。
池のまわりには多くの人間が賑やかに歩き回っているのに気にせず昼寝のようです。
やがてこの形のままズルズルと滑り落ちてドボン。
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 ハンミョウも出現。

 桜が終わると季節の進行は加速します。毎年この頃からなんだか焦ってくるのです。
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by aile21 | 2010-04-28 20:35 | とうちゃん

畑の日・ウワミズザクラの日

 昨日(4/24)は宿題の溜まったshowzineを留守番に残してかあちゃんと再度井手町に行ってきました。何故そこへ?というと・・・・。
実は貸農園の畑を借りる事になったのでした。100平米が格安でした。
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 メインはかあちゃんがいろいろと計画しているので私は土木作業でお手伝い。植え付けはGW頃になると思うのでその日は契約手続きの後、とりあえず雑草むしりといくつかの畝を高畝にする作業をしてきました。

もともと田んぼだった土地(休耕田?)を貸し出しているので土が黒く粘度のように硬かったです。ほんの数時間でしたが慣れない鍬作業でクタクタでした。オサ掘りの手鍬とは大違いでした。
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 私が鍬で硬い土を掘り起こしていると土の中から小さな虫がワラワラと出てきます。不思議な模様のヒシバッタ。
ヨツモンコミズギワゴミムシやヨツボシテントウダマシが多く出てきました。他にもヨツボシホソアリモドキなど「四つ星」が多いのが面白い。
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 先日のチビヒョウタンゴミムシもまた見つかりました。

 幼虫はからっきし分かりませんが、大顎を持ったカッコいい幼虫も出てきました。
コガネムシの幼虫かと思いましたがよく見ると違うようです。

 掘っては時々かがんで土の中をじ〜っと眺めているとかあちゃんに
「とうちゃん、観察してばっかりやなあ・・・」
と言われてしまいました。
ほんの短時間でも力仕事に集中したのだからそれも良いでしょう。(笑

お互い仕事があるので十分には管理も出来ないでしょうが美味しい夏野菜が穫れるのかこれから楽しみです。さてどうなることやら。

今日(4/25)は自宅で仕事の残りがあったのですが、昨日と打って変わって暑いくらいの快晴でした。うずうずしてきたのでshowzineを誘って地元のウワミズザクラを掬いに行ってきました。
 
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 何を狙うという事もなかったのですが丁度満開なので素通りはもったいないです。
しかしカミキリ四天王はもとより多くのハナノミダマシ、ケシジョウカイモドキ、ツマキアオジョウカイモドキ、ジョウカイボンたちお馴染みの面々ばかり。大好きなファウストハマキチョッキリも採れましたがそれでもそんなに標本はいらないし。


e0083097_21233883.jpg ところが掬った網の中を逐一調べて行くとどうも自己初見と思われる小さなゾウムシが数多く採れている事に気づきました。その大きさ約3mm。しかし赤褐色の体色に白い筋が細く走っていてなんだか格好良さそう。肉眼ではそれ以上なんともいえないので数匹持ち帰りました。

コブハナゾウムシ
Tachypterellus dorsalis Voss et Chujo
模様もさることながら、この盛り上がった背中がなかなかカッコいい。しかも鞘翅の尾端にもコブコブがあります。
 保育社の図鑑に「ウワミズザクラ」で採れるように書いてあります。ドンピシャです。「少ない」とも書いてありました。

 不思議なのは今まで地元のウワミズザクラを何度も掬ってきましたがこのゾウムシは記憶にありません。今日は3匹ほど持ち帰りましたが他にも数匹は目にしました。
何故今年になって気がついたんだろう。あまりに小さく面倒くさかったので「見ない事に」してきたのかなぁ?
不思議だなあ。
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by aile21 | 2010-04-25 21:54 | とうちゃん

畑の虫

4/18(日) 
 少し間が空いてしまいましたが日曜日の事です。その日は朝のんびり過ごしてから昼食後、井手町の方に行ってきました。井手町は宇治の真南でちょうど宇治と奈良市の中間くらい。
 
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 桜の終わりかけた玉水の河原を散策。川沿いに植えられているカエデを見上げながら歩きました。しかしこれといって甲虫の姿はありませんでした。しかし目線の高さには山吹が満開で目を楽しませてくれます。足元のイタドリにはまさしくイタドリハムシが鎮座しています。

 やがてとある畑作地に足を進めました。今はどこへ行っても菜の花が満開です。まだ植え付けの始まっていないよく耕された畝を見ていた時です。小さい小さい黒い甲虫が土の斜面で蠢いているのが目に入りました。


e0083097_22241714.jpg 3mmほどの大きさですが、摘んで手のひらに乗せてみるとその特異な形が見てとれました。

チビヒョウタンゴミムシ

オオヒョウタン、ナガヒョウタン、ヒョウタンの3種は過去に採集していますが、図鑑には他にもまだ瓢箪型のゴミムシが掲載されています。しかしその殆どがどれも小さいものばかり。
「こいつらはどうやって採るんだろう? もっとこの仲間を集めたいなあ。」
と朧げながら思ってきました。実際には必死になって探して来たわけではありませんが、こうして出会いの機会は唐突にやってきたわけです。(ま、いつもそんな偶然ですけどね。)
普通種らしいけど目を凝らさなければ見落としてしまうヒョウタンゴミムシでした。

 耕された畑の土は意外にもいろいろな虫が歩き回っている事に気づきました。
ハネカクシは2種。一つはお馴染みのセスジハネカクシですが、もう1種は頭部に特徴のある変わり種。しかも頭前方に小さな角のような突起が2つありました。図鑑で絵合わせしてみるとクロヒメカワベハネカクシがよく似ていると思われます。いずれにしても変わった頭部に魅せられてしまいました。
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よく見ると角というよりは小さな触角かも。

 次に丸っこい甲虫が目に留りました。「ゴミムシかな?」と摘んでみるとなんとマグソコガネでした。しかし真っ黒で特徴のない姿を見て、「帰ってから図鑑で調べないとなんとも言えんなぁ・・」というのが当初の感想でした。
ところがやがてshowzineが「僕もマグソコガネ採った・・・。」とつぶやきました。
「・・・・模様付き。」

なぬ?

見せてもらうと、おおっ!!
こ、これは図鑑で見たことがあるぞ。

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 この模様はまぎれもなくただのマグソコガネ。いわゆるタダマグソ。(笑
・・・・秘密だけど初・採・集。

なんでこんな畑をウロウロしているのか不思議でしたが、帰って調べてみると野菜や刈り取った草の腐植したものにも集まるんだって。なるほどねえ。うんこや屍骸ばかりが糞虫の住処ではないんですね。
これからは野菜クズも漁る事になりそうです。(爆
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by aile21 | 2010-04-22 23:01 | とうちゃん

カエデの季節

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 異常気象で東京では雪が降ったそうです。今年の春は一筋縄ではいかないようです。芽吹いた新緑や活動を始めた虫たちにも少なからず影響が出そうで不安です。

 さてこちら京都は昨日の雨も上がって朝からいい天気。午前中は少し風もありましたが少しずつ雲も消えていきました。昼食後家族で天ケ瀬森林公園に行ってきました。
桜はすでに終わっていてカエデの新緑が迎えてくれました。カエデの花はそこそこ開いていましたが、日陰ではまだ5分咲きくらいでまだまだ楽しめそう。到着そうそうは目視ではあまり虫の姿が見つかりませんでした。そこで林道を探索しました。
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 今年初めての長網採集です。アラカシやコナラの新芽を掬ってみたりしながら歩いて行くと汗ばんできます。ところが地味なケシキスイやトビハムシがポツポツ入るくらいで成果は今一つ。それでも「暖かくて気持ちいいなあ〜。」と強がりを口にしながら進みました。

私が他所を向いている時にミドリセンチが飛び過ぎて行ったようですが、showzineとかあちゃんだけに姿を見せて消えてしまいました。

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 途中から林道を離れて森の斜面に入って行きました。南向きの林床はまだ下草が生えておらずポカポカと暖かく、気持ちの良い場所でした。
ベニコメツキカクムネベニボタルがフワッと飛んできました。
e0083097_2046166.jpg 通りすがりにスィープ(掬った)したアラカシではアミダテントウが採れました。多くの種がいるテントウムシの中でもかなり好きなテントウムシです。
showzine曰く「なんか人工物みたい。」
たしかにビーズやトンボ玉みたいでかわいらしい。

 落ち葉の溜まった斜面を登りながら進むと途中、イノシシの糞を見つけました。ほんのちょっとでしたがためしに落ち枝でほじくってみました。すると運良く1匹のマグソコガネがコロンと出てきました。チャグロかなあ・・・?と思いながら陽光に当ててみると前胸に一筋の凹みがあるのがわかりました。
うん、まさしくミゾムネマグソコガネ。実は初採集です。
「ふんコロ昆虫記」を買って糞虫が随分身近に感じられるようになりました。その中でも糞の形でタヌキやイノシシなど落とし主が分かりやすくなった事がまた楽しいです。

 やがて一つ上の林道に辿り着いたのでプラプラと駐車場方面に戻りました。

e0083097_21111345.jpg 日当たりの良いカエデを見上げてみるとプ〜ンと小さな虫たちが飛び交っていました。網を差し出してみれば採れる採れる。気温が上がってきたようです。
無数のケシジョウカイモドキに混じってこれまた無数のヒメクロトラカミキリ。
e0083097_21191456.jpg ここのカエデの花を掬うとトビケラも多く入りますがそれを除けながら網の中を探るとヒナルリハナカミキリも姿をみせました。他にもキバネニセハムシハナ、トゲヒゲトラカミキリまで姿を現して正にカエデのオールスター揃い踏みという感じ。
e0083097_21264437.jpg カミキリはともかく、この時期のカエデで出会いたいのが奇麗なチョッキリ。ファウストかイタヤハマキが採れればそれだけでもいいやと思っていましたが、ファウストハマキチョッキリが2つ採れました。小さいけれど非常に美しいチョッキリです。 

 今日の虫たちはほぼ毎年恒例のものばかりでした。それでも今年のシーズンインを実感できたので今日のところはこれで良いでしょう。まだ暑さの残るうちに帰りました。

 ところでshowzineがアラカシの葉裏で見つけた?な虫が一つありました。「ハムシっぽい。」と見せられました。私の肉眼では褐色の点にしか見えず「それ虫なのかぁ?」くらいのもの。それでもルーペで覗いてみると「おっ!! これは!!」
たしか図鑑で見た事あるフォルム。
なんだっけ? ジョウカイモドキだっけ?

え〜と・・・・、

え〜と・・・、

e0083097_21462182.jpgクシヒゲニセクビボソムシ
の♀のようです。(たぶん)
ニセクビボソムシ科はアリモドキに近い仲間のようです。

頭の中で図鑑を開いてみて「なにか触角に特徴があったはずなんだけど」と思っていたのはこれの♂でした。それはそれは立派な触角を持っていて異形さが際立っています。
そうかあ、それの♀だったかあ・・・。

う〜〜ん、惜しいっ!!

それでもこの「科」は初採集なのでこれまた結果良しでした。
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by aile21 | 2010-04-17 21:55 | とうちゃん

う〜ん・・・寒いなあ。

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 なんか、昨日あたりから急に寒くなりました。
今朝の朝日新聞にこんな事が書いてありました。
「四月よ、四月はいったい自分でどうしたらよいのか分からないでいるのだ。」
こんな意味の童謡がドイツにあるらしい。


e0083097_17491881.jpg カエデの花にはまだ訪問客も少なく、ケシキスイとトビハムシ、ケシジョカイモドキ。甲虫の姿はまだあまり見られません。
と思いきや、トゲヒゲトラカミキリが1匹だけカエデの梢をウロウロしていました。

e0083097_17561990.jpg 虫たちはすでに活動を始めてしまっているのこれでは右往左往でしょう。

気温が低いと雨も一段と冷たく縮こまってしまいます。

あと数日はこんな感じのようでしょんぼり。
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by aile21 | 2010-04-15 18:01 | とうちゃん

春のコメツキは河川敷から

 初夏のような暑い一日でした。城陽市や京田辺市では桃の花が満開です。
「あのピンクの花は何の花でしょうね?」とつぶやいたら取引先な方が教えてくださいました。
少し派手ですが桜とはまた違いビビッドなピンク色が強烈な印象です。

 昨日は仕事帰りに河川敷に立ち寄ってきました。
どうしようかな・・・。
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 干からびた側溝があったので何か落ちていないかと中を歩いて進んでみました。ツチハンミョウでも落ちてればと思っていましたが、姿を現したのは1匹のケラだけでした。
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スミレもた〜くさん咲いています。

 本当はカエデでも掬いに行きたかったのですが暗くなりかけた仕事帰りには無理があるようです。結局、車に積んでおいた篩を取り出して適当に河川敷の落ち葉を篩ってきました。アリヅカムシがたくさん採れました。野バラ群落の中、河原に堆積した落ち葉の下他ではドウガネサルハムシ、ヒメキバネサルハムシ。

e0083097_2345143.jpg ヒメヒラタムシっぽい虫が採れました。

カドムネチビヒラタムシのようです。
あまりに触覚が長いので目をひきます。こういう顕著な特徴のある虫はいいですね〜。

保育社の図鑑ではこのあたりは難しいような気もします。
そろそろ「ヒラタムシ上科図説」買わなくちゃダメかも。

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 竹やぶの中に入って笹の葉が積もっているあたりも篩ってみました。ここもアリヅカムシが多かったのですが、ポツポツとハネカクシもいくつか採れました。

そして昨晩にソーティングをしていて「プッ・・・」と吹いてしまいました。
あまりに大きな頭。これだけ頭でっかちなハネカクシは初めてみました。(笑
セスジハネカクシの仲間だと思いますが今回も図鑑では辿り着けませんでした。それでも強い印象を残す良いハネカクシです。

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 同じ笹の落ち葉から一つだけコメツキが這い出てきました。

ウストラフコメツキいや、ヒメウストラフコメツキかもしれません。違いがよくわかっていません。

このコメツキは河川敷のススキ笹を叩くと落ちます。(訂正 コッキンさんのコメントで思い出しました。そういえば笹でした。)
毎年の初採りは5月ですが、落ち葉下から出て来たということは越冬明けなのか新成虫なのか。
いずれにしても我が家にしては春のコメツキというイメージの強い虫です。

えっ? ミドリヒメコメツキやキバネホソコメツキ?
それも春のコメツキですが・・・、

それはカエデやウワミズザクラの花が咲いてからのお話。
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by aile21 | 2010-04-10 23:31 | とうちゃん

河川敷・夕景

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 今週は仕事先で京田辺に通っています。しかも木津川の土手に程近い場所。だからといって日中はかなり忙しく、採集する時間はとれませんが。

 少し空いた時間に辺りを見渡せば菜の花が咲き乱れ、タンポポは絨毯のように広がっていました。濃い紫色に近づいてみるとスミレも満開でした。

夕方にはコウモリが飛び交っていました。生命が溢れてきましたね。
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by aile21 | 2010-04-08 20:30 | とうちゃん

桜が満開でした。トラップは?

 京都に帰ってきて早速地元の定点に行ってきました。都会の桜も良いけれどやはり里山の芽吹きは美しい。いつのまにやら木々が芽吹いていて萌黄色と桜の色合いが柔らかく、すっかり春の景色になっていました。

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 先の嵐の影響か湿地を流れる小川もいつもより勢いを増して流れていました。
今日の目的は出張前に仕掛けた羽毛トラップの様子を見る事です。骨や羽毛を食べるコブスジコガネを一度採ってみたいと常々思っていました。実際に試すのは初めてですが、まずはやってみないことにははじまりません。
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 仕掛けたポイントは日当たりの良い谷の斜面。鹿やイノシシがよく徘徊している証にあたりに無数に広がる鹿糞、イノシシが掘り起こした地面がそこかしこに見られます。トラップはあとから見つけやすいように地面で一周している藤蔓の中に仕掛けました。1週間以上設置したままになるのでプラスチックの蓋を被せておきました。
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 雨よけを取り除くとトラップ本体が出てきます。これは押し入れなどに使う除湿材の空き容器です。
この中に拾った野鳥の羽をたっぷり入れて蓋をしました。蓋は大きく窓が空いていますが中に入れた羽毛が風で吹き飛ばないように優しく押さえてくれます。
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 さて、中を調べてみます。
showzineとピンセットで一枚ずつ羽を取り上げて何かしがみついていないかチェックしていきました。羽の様子は仕掛けた時と殆ど変わりなく、雨露の影響はまったくなかったようです。それが少し気にかかりました。

やがて羽は最後の一枚に。


ああ、何もいなかったぁ・・・。

 ハネカクシ1匹落ちていませんでした。う〜ん・・・。羽毛トラップには直置き式といって羽毛を地面に置いて石の重しを乗せておく方式があるようです。その方が羽毛の腐朽が進んでいいのかなあ。腐った羽毛はアンモニア臭がするといいます。それも必要なんだろうか。まだ光明はつかめません。しかしまだ活動期は続くのでそのまま埋め戻しました。結果が出るまで継続してみます。

e0083097_2139647.jpg 今日の唯一の採集品はshowzineがアカメガシワの樹洞に溜まったフレークをほじくっていて見つけた小さなゾウムシが一つだけでした。前胸や上翅がずいぶん掘りの深い点刻が見て取れたので初見であることは判りました。
帰ってから調べてみるとオサゾウムシ科のキクイサビゾウムシ類のようです。ニセキクイサビあたりかと思われます。


 今日はそれ以上の装備もなかったので昼過ぎには帰ることにしました。しかしその前に天ケ瀬の桜を見に行きました。
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 ここ数年では一番の状態でした。満開です。
陽光を浴びる桜の花が自ら光を発しているようにも見えて光に満ちた明るい風景を満喫できました。
偶然にも宇治の虫友KTさんとお会いしました。樹液の良く出そうなクヌギを眺めながらしばし歓談。
私は桜やカエデばかり見ていましたが、クワガタ屋さんの目はやはり・・・。(笑
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 カエデもすでに咲いていました。風が強いせいか甲虫の飛来は見られませんでしたが、蚊が飛び回っていました。
カエデが咲くとシーズンインですね。毎度お馴染みの虫ばかりになってしまいそうですが、やはり今年も掬いに来たいものです。これからは車に長網を積んでおかなければと思いました。
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カエデの幹でワモンサビカミキリが日向ぼっこをしていました。

もう出て来たの? ちょっと早くない?

ヒメクロトラもまだなのに。

明日の朝は2℃になるよ。


追記
 山での羽毛トラップだけでは心もとなく考えたので昼食後、羽毛の半分を持って三川合流に向かいました。河川敷にも仕掛けてみようと。
しかし大事な事を忘れていました。そこは桜の名所。ただでさえ混みやすい道が渋滞。しかもいつも車を止めている無料の駐車場は有料(1000円)に。桜見物の人であたりはごったがえしていました。なんでこんな時だけ1000円も払わなくちゃならないんだ(←ケチ)と誘導員の前を素通りしてしまいました。この時期、三川合流は車では近づきにくいのを忘れていました。
なにか作戦を立てて再度来ようと思います。さてどうしてくれようか・・・。
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by aile21 | 2010-04-03 22:28 | とうちゃん

逆巻く南風

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 朝、未明に出勤のため玄関を開けると、なんだか湯気にも似た暖かさと湿度に包まれました。なんと暖かい朝でしょう。
その生温い風を運んでいるのは柔らかくそよぐ春風…
ではなく、台風のような嵐でした。

おかげで電車は運行が止まっています。振替便にたどり着いてヘトヘトになりながら職場までたどり着いたのでした。桜の花もかなり開いてきたのに心配です。春一番はすでに吹いたはずなので二番としかいいようがありませんが、実質一番の強風でした。
 今日の三番瀬干潟は南から吹き付ける強風のため真っすぐ立っていられないほどでしたが、それでも潮干狩りをしている猛者がちらほら見受けられました。

 長引きましたが今回の出張も終了です。京都への帰途につきました。わずかしか虫は摘めませんでしたが、帰ってから宇治の山を楽しむつもりです。なんとか桜に間に合いそうでホッとしています。

一番の懸念は定点に仕掛けてきた羽毛トラップ。
残っているだろうか。
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by aile21 | 2010-04-02 22:04 | 関東編


京都南部の野山で宇治虫親子が発見した生き物の記録  出演 とうちゃん(aile21)・かあちゃん・ちび宇治虫(showzine)


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