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今週のいろいろ

 この一週間はあれこれもがいてみたのだけれど・・・。

(8月13日深夜)
 先日、街灯下で見つけたゴミムシダマシで不審なものがありました。帰宅、展脚後に同定を試みたらどうも腑に落ちない。もしかして採集ポイントを勘違いしていたかな?と不安になりました。
それはよくあることで、一度の出撃で複数のポイントを廻るとどっちで採ったのか混同してしまったりします。
初採集のゴミダマだったので間違えるわけにはいかない、ともう一度同じポイントに行ってみたのでした。
結果、同種が再度採集できたので確信が持てて一安心しました。
このゴミダマの件はまた後日にでも・・・。

帰りにクヌギの樹液で見つけたアカアシオオアオカミキリ。
今年も地元で出会えました。
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(8月13日日中)
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 滋賀県の湖北、福井県との県境の峠。
到着は午後5時過ぎ。さすがに連日の酷暑のため、真昼間は採集意欲が湧きません。夕方から夜にかけてあれこれしてみようかと。リョウブも終わりかけていてアリ以外は全く虫の気配なし。ブナの立ち枯れを見て回るとサルノコシカケにコブスジツノゴミムシダマシがごっちゃり。♀はともかく♂でも角の長さがバラバラで、もしかして別種が混じっているのかも?と、10匹くらい摘んできました。しかし帰宅後の同定ではどれも同じコブスジツノみたいでした。
浮いた樹皮を捲ってクリイロチビキカワムシ、カタモンヒメクチキムシ採集。

 暗くなったら車の前にシーツを広げて灯火採集を試みます。ガソリンランタンと車のヘッドライトの併用で3時間ほどのんびり虫を待ちました。多くの蛾を中心に細かい雑甲虫がポツポツ集まりました。
が、成果は地味なものでジョウカイボンやハムシ、ナガクチキで未採集のものがいくつか採れましたが特筆するようなものはありませんでした。
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ランタンの足元にウロウロしていたオサムシ。
このあたりのオサムシ分布はどうなっているのかわからず、ちょっと期待しましたが、、帰宅後ゲニを摘出してみたらマヤサンでした。
採集時、前胸背板や翅端に薄茶色の塊がこびりついていました。まるで越冬時の土がこびりついているような感じです。「こんな時期に土中に潜ってるはずないのになぁ・・・」と訝しく思いましたがそのまま毒瓶へ。
帰宅後、ゲニ確認と展脚のためにルーペで見てびっくり。・・・ダニではないですか。

・・・・老眼って悲しいですね。

(8月16日)
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 仕事から帰宅後、showzineと出撃。お盆の時期ということで兼ねてから狙っている虫にチャレンジしていこうとガソリンランタン、LEDライトを持って地元のモミ林へ。自宅を出た時は晴れていたのに、ポイントに近づくと路面がビショビショに濡れています。夕立でもあったようです。
簡易灯火なので光量は強力ではありませんが、真っ暗な森の中では十分目立つのではないかと思われました。7時過ぎに設営完了。しかしすぐに虫が集まってくる気配はありません。頭上はモミなどの香木に覆われていて空がほとんど見えません。そんな頭上からたまに水滴が落ちてきます。まだ降っているのか、雨の名残か・・・。林床もびっしょり濡れています。涼しくて良いのですが湿度が高くて快適ではありませんでした。
セット近くの倒木にはナガニジやカタボシエグリオオキノコ、カツオガタナガクtリキなどなど。ヤマナメクジも活発に蠢いてました。
一度車に戻りオニギリの夕飯にしました。焦っても仕方ないので小休止。車の側の街灯下ではセミの羽化が始まっていました。
 小一時間後、灯火セットのチェック。多くのバッタ、カマドウマ、微小な蛾ばかり。やっと見つけた甲虫はというと前回と全く同じく、マルガタビロウドとシラケチビミズギワコメツキ。
ここ虫少ないのかなぁ・・・。

 再度、灯火を離れて他所のポイントを覗きに行きました。コンビニにはカブトムシやアオドウガネ、ドウガネブイブイ。定点の灯下ではウスバカミキリ、ワモンサビカミキリ。
全般に虫が少ない印象です。

その後セットに戻るも結局、今回も地元での灯火採集は不発でした。
これから秋口にかけてあと何回挑戦できるでしょうか。
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今回showzineが一番喜んでいたのがアブラゼミの羽化観察。
こんな綺麗な姿が、あんなアブラゼミになっちゃうんだもんなぁ・・・。
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by aile21 | 2013-08-18 02:25 | とうちゃん

灼熱

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 いやいや・・・、42℃って・・・。

 樹液を見て回ってもカナブン一匹いやしない。ブッシュを少し叩いて雑甲虫を少し摘むくらいしかできませんでした。

夕方になってやっとカナブンやシロテン、シラホシの姿が拝めたくらいです。

それにしてもカシノナガキクイムシ。噂は聞いてたけれど、かなり侵攻されてますね。あちこちのコナラやクヌギ、アラカシが穴だらけ。根元は噴出したオガクズが雪のように積もっていました。
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森の今後が心配です。
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by aile21 | 2013-08-11 22:45 | とうちゃん

赤松の下見

(8月7日)
 夕方ではあったが地元の山に行ってみた。定点はまだ入れないので気分を変えて滋賀県境になる奥まで行ってみることにしました。気になってはいたけどやはり時間がかかるのと、乾燥気味なイメージを勝手にもっていたのでなかなか芦を運ばなかったエリアです。

 車を停めて荒れた林道を歩いていくと不法投棄されたゴミの山がめにつきます。車も数台捨てられています。ひどい。

林道筋はクヌギやコナラ、リョウブやソヨゴなど他の山と同様の樹木も目には入りますが、赤松が圧倒的に多い。猛暑で森もくたびれた感があるのと、夕方の西日のせいかあまりワクワクするような高揚はありません。

今年こそはノトリナを見つけたいので下見のつもりで赤松の肌を観察してみました。樹勢の落ちた衰弱木や立ち枯れにはうろこ状にめくれあがった樹皮に大小、様々な穴があいています。小さな穴をみても、さてこれはノトリナなのか?どうなのか・・・。松も害虫多いからよくわかりません。

そんな感じで赤松の樹皮を観察していたら、サビカミキリが潜んでいました。
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カミキリの中ではかなり「嬉しくない」部類に入る残念、気の毒なカミキリ。しかしこの仲間って体がもろいのかあまり綺麗な標本がないので久しぶりに摘んでみました。それにこの仲間は基本、夜間の灯下でしか目にしたことがないことに気づきました。夜行性だし昼間はこんなところに隠れてるんですね。木のうらにはもう1匹隠れてました。
それよりオオコクヌストの方が多く徘徊していましたが。
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オオナガコメツキも潜んでいます。赤松ってなんだか夜行性の虫の隠れ家みたいになっていますね。
巨大なマダラカマドウマも捲れた樹皮の中からこちらを睨んでいます。やれやれ。
そんな中、松の根元を元気に動き回るコメツキを見つけました。艶のある体にわずかな青みを感じた時、ちょっと高揚しました。
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ルリツヤハダコメツキ!!
これは嬉しいです。我が家の標本箱には昔showzineが箱根で採ってきた個体が一つありますが、私が手にするのは初めてです。それよりは青みも暗く地味な感じです。それでもなかなか美しいコメツキだと思います。
パッチンパッチン暴れまくるのでその場で上手く写真に収められなかったのが残念。

 林道を進むとホオノキがかなり多く生えていることに気づきました。これもまた頭に残しておくことにしよう。
稜線に出るとやはり乾燥が強くなっているようです。また林道も荒れ放題。オフローダーの遊び場になっているようです。名残のリョウブでクスベニカミキリ。
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 特に目的のない低地の山では、普段ほとんど目もかけない赤松の観察もなかなか面白いのかもしれないと思ったのでした。。 
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by aile21 | 2013-08-08 20:57 | とうちゃん

炎天下のスカイライン

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(8月3日)
 前回「新規開拓は難しい」で準備不足と道に迷ったので惨敗だった山域に再挑戦してきました。
しかしやはり途中の登山道は消失していたようで同じ場所で立ち往生です。やはりこれでは同じ轍を踏む危険を感じ、少し後退。直登の登山道を諦め、かなり遠回りになるけど林道をテクテク歩くことにしました。
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 誰もいない山の中をはあ、はあ、と大声で喘ぎながら稜線に出ると広く景色を一望できるスカイラインが伸びていました。ミズナラやモミ、ブナ、各種カエデと低地ではなかなか見られない樹種に囲まれた良い森でした。

しかし、いかんせん乾燥しすぎ。カラッカラです。稜線沿いに伸びる林道のせいかもしれませんが、ブナの森でこんなに林床が乾燥しているとは思いませんでした。

林道沿いはちょうどリョウブが満開。今季の花掬いもあと何回できるかと考えると覗かないわけには行きません。ノリウツギほどではありませんがちらほらと虫が飛び交っているのが見えるので近づいてみると、それは相変わらずのヨツスジ、コウヤホソ、マルガタたちでした。この夏はホントに飽きるほど見たなぁ。
それに加えてオオヨツスジも随分増えたようです。網を差し出すことも少なく、ただ花を眺めてばかりでした。

時々、林道脇の森に入り立ち枯れや倒木を調べましたが、ウスイロトラやクロダンダラカッコウムシなどおなじみの虫ばかりで新鮮味がありません。

そういえば林道を登ってくる途中に気づいたのですが、セミは木の幹に止まっているものとばかり思っていましたが、杉植林地で足元から無数に飛び上がるヒグラシには驚きました。杉の落ち葉の間に潜んでいるセミたちがいるとは。
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稜線で見つけたエゾゼミ。

 結局歩いてばかりでこれといった虫もとれないまま、アップダウンを繰り返し山頂につきました。ここもリョウブが満開です。
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ヒゲジロハナカミキリがいました。そういえば京都産は持ってなかったのを思いだし、とりあえず採っておくか、ちょっとその前に生態写真でも・・・、と余計なことをしてる間に逃げられましたけど。

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山頂からの眺望。ハイカー一人いない静かな山頂でした。そりゃそうです。すでに16時を回っていますから。
登りで見失った道を帰りは上から下りて確かめてみようかと思いましたが、はっきりしない道で道に迷い日が暮れるのも危険と思い直し来た道を戻りました。登りで痛めたのか股間節がひどく痛み。トボトボと山を下りたのでした。

夕日に向かい歩きながら考えていました。もうこの山はいいや・・・、なんか相性が合わないかも。もし来るとしたら春に材採でも兼ねてメインルートのハイキングかな。それでも気になっていたところなので自分なりの結論が出たのならそれもいいかと。時期ま悪かったしね。

林道も谷底になり薄暗くなった道を歩いていた時です。砂利道の上を大きくて黒く丸い虫が歩いているのに気がつきました。なんかデカイな・・・。
いや、これは!
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なんと、ミヤマダイコク!!(♀だけど)
こんなのが歩いてるんだ。思いがけず最後の最後で今日一番の虫に出会えたのでした。家族は採集しているけど、私自信は初採集。
その後オオセンチやタダセンチも道端で見つけました。なんのために山頂まで行ったのやら。
道端の鹿糞ではゴホンダイコクも見つかりました。
これら糞虫のおかげでちょっとだけ気分も軽くなりました。駐車場にたどり着いたのはちょうど19時。とっぷりと暗くなっていました。

ちょっと物足りなさを感じたので山間の街灯を見ながら帰りました。カミキリはアオスジやホソカミキリばかり。面白くないので懲りずに吸虫管で微塵な虫を少し吸って帰ったのでした。
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とある街灯の下で見つけたシンジュサン。羽化したてなのかとても綺麗な個体でした。ヤママユやウスタビも好きだけどやはりシンジュサンの圧倒的な貫禄が一番好きかも。採ろうかどうしようか悩んだけどまたいつものコンプレックスに負けて諦めました。

持ち帰った虫で気になった虫はこの2種。(帰宅後撮影)
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左 当初、何の仲間なのか全くわかりませんでしたし、図鑑をパラパラと捲ってもこれだというものに当たりませんでした。これだけ顕著な紋様ならすぐ分かるとおもったのですが。結局図鑑を3往復くらいしてやっとたどりついたのが、ニセクビボソムシ科。どうやらマダラニセクビボソムシのようです。
ちょっといい虫? と期待していたのに日本全国どころかシベリアやヨーロッパまで分布しているらしい。残念。

右 立ち枯れの樹皮をめくったらちょこまか動いていたゴミムシ。これもエリトラの色彩が美しかったし色分けが気に入ったので同定を楽しみにしていました。
カタボシホナシゴミムシ。
これも日本全国及び台湾、ミャンマーだと。

ブナ帯まできてこういうものを採っているというのがなんとも・・・。
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by aile21 | 2013-08-04 21:51 | とうちゃん

ヒメドロムシ科3種

 昨晩の灯下めぐりは今季初のウスバカミキリやカブトムシに出会いましたが、これといって嬉しい虫は見当たりませんでした。そこで以前から気になっていた虫を探してみることにしました。

 地元宇治市であれこれいろいろな甲虫を採集してきましたが、標本箱を眺めてもまだ埋まらない「科」がいくつかあります。その一つが「ヒメドロムシ科」。
以前、若狭で灯下に集まったキスジミゾドロムシを採集したことがあるので、その要領で田んぼや小川近くの灯下で目を凝らして探してみました。
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ツヤドロムシ、キスジミゾドロムシ、イブシアシナガドロムシ。
2mm~3mmの微細な甲虫を見つけるのはなかなか大変でした。これはコンクリートなどの白っぽい色面の上でないとそうそう見つからないです。それでも慣れてくるとだんだんわかるようになりますが、脚を広げていると「ああ、虫だな。」とわかるくらい。ゴマ粒程なので老眼の進んだ肉眼ではキツイキツイ。
特にツヤドロムシは2mmあるかどうかというくらい小さいです。それなのに一番多い。

街灯の下でいくつかサンプルが採れたので、ポイント移動。
天ヶ瀬ダムの方へ行ってみました。そこは水銀燈が点っているので期待大かもと・・・。
しかしここはすでに宇治市を出て、宇治田原町ですが。

予想通り吸虫管で吸い付くせない程のツヤドロムシがいました。結局ここもラインナップは同じ3種のヒメドロムシでした。この3種がこのあたりではポピュラーということらしい。
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コンクリートの地面に座り込んでヒメドロを吸い取っていたらバサバサと音を立ててモスラが2匹突進してきた。
うわっ!
もうヤママユがでてるのか。もう、邪魔せんといて!
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by aile21 | 2013-08-02 03:07 | とうちゃん


京都南部の野山で宇治虫親子が発見した生き物の記録  出演 とうちゃん(aile21)・かあちゃん・ちび宇治虫(showzine)


by aile21

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