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暑さに負けた北比良

 今日は午前中にちょっとだけ地元の定点に行ったのが失敗でした。前回に立ち寄った時にミズキの花が蕾をつけていたのでそろそろ咲いてるだろうと思ったのですが、惜しい、もうちょいでしたねぇ。二分咲きといところ。
そのご粗朶の見回りをしたのですが、これもまだ・・・、もうちょい。

そんなことをしていて宇治を出発したのはすでに昼をまわってしまいました。

遠くまでいくには時間が足りないと、できるだけささっと行けるポイントを考えて適当に北比良の林道へ行ってみました。
しかしどうももう花が終わっていてウワミズザクラもありませんでした。咲いてる花といえば白くて小さな花がフワフワと煙のように咲いている木だけでした。
これがもう・・・、クロハナムグリに占領されている状態です。
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それにクビナガムシ多すぎ。う~ん・・・。
カミキリはというとキバネニセハムシハナが大漁。確保したのはミヤマルリハナを数匹。既採集ですが、綺麗な標本がないので・・・・。
ピドニアはマキノでも採れたホクリクヒメハナカミキリ。
なんとも先週のマキノのように楽しくありません。一週間でずいぶん山の様相がちがいますね。というよりこの林道はもう一つかな。
結局その白い花を掬い続け、可愛らしくて丸いゾウムシを一つ摘んだら峠に着いてしまいました。なんか今日はダメみたいと来た道を引き戻すことにしました。戻り始めてすぐに林道脇の斜面に良い感じの倒木がいくつも横たわっているのを見つけ、道具を網からピッケルに持ち替えました。

腐りかけたコナラのような樹皮をめくってみると鮮やかな黄色い紋をつけた黒い虫が隠れていました。オオキノコ・・・・・、ミヤマオビオオキノコかヒメオビオオキノコと思いましたが翅端の紋がずいぶん小さいです。
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個体差? いや多分違うな。初めての虫のようです。
今日の成果はこんなもんか。
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それにしても暑い。予想では28℃まで上がるといっていました。もう夏だなこれ。日差しがヒリヒリします。
28℃と言ったって、秋にその温度になると「涼しくなったなあ・・・」と感じるから不思議なものです。
帰り道、久しぶりにアイスを買って食べました。


 帰宅後、図鑑で調べたらオオキノコではなくゴミムシダマシでした。ヨツボシゴミムシダマシ。
ああ、もうっ・・・。

 ゾウムシはアカタマゾウムシでした。ということはあの白い花の木はヤチダモなんだろうか?
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by aile21 | 2013-05-12 23:20 | とうちゃん

マキノ・山が萌えている

 5月6日

 ここ数年GWには鈴鹿の山にハイキングに行ってきましたが、今年は少し目先を変えて湖北のマキノに行ってきました。
 朝の湖西道路はガラガラに空いていて車はスイスイ進みます。しかも以前は志賀までだったバイパスも鵜川まで延伸していてより便利になっていました。新緑に彩られた比良山麓を横目に走っていると宇治ではほぼ終わっているウワミズザクラの白い花が満開です。これは良いとワクワクしながらやがて2時間弱でマキノスキー場に到着。目的は赤坂山稜線ですが、さて・・・どういうルートにしようか。スキー場から直登で山頂を目指すか、遠回りして林道経由で縦走してくるか・・・。駐車場のあたりを見回してもウワミズザクラが満開です。そこを素通りして森にはいってしまうのももったいないかと林道で花を掬いながら進むことにしました。
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 目指す山稜を横目に歩き始めました。
歩き始めてすぐに花で寄り道してしまうので先々のコースタイムが読めなくなりそうな不安もありました。しかし久しぶりに出会うカミキリたちに嬉しくなりながらプラプラ進んで行きました。今年はすでに諦めていたカエデの花掬いですが、マキノではウワミズザクラと同時に咲いているのでお得です。ピックやヒナルリ、他にも初採集と思われるピドニアが網に入ります。
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それにしても暑い。薄手のフリースを着ていましたがもう汗びっしょり。標高が上がれば涼しいだろうと我慢して進みました。ここは黒河内林道。随分前にコブ叩きにチャレンジしようと家族で来たことがありました。その時は峠近くまで車で行き、マヤサンを必死に探しながら寒風の中林道を登った記憶があります。全然採れず面白くなかったけれど最後にやっと一つ見つけた時は嬉しかったなあ・・・。その時と比べるとやはり新緑はいい。
カエデも里山で目にするものでなく葉っぱの大きなハウチワカエデばかりです。最近このカエデがお気に入り。
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目の前に立ちふさがる黄緑色の壁のような新緑に圧倒されながら「山が萌えてるぅ・・・・、山が燃えると歌ったのは石川さゆり・・・・。」などとつぶやいたりしながら歩いていました。
ハレーションを起こしたように黄緑色に染まっていた世界も少しずつ穏やかに落ち着いてきました。標高が上がるにつれ春の始まりの頃のピンクがかった新芽の色が増えてきました。そうなると掬える花もあまり見当たらなくなりやがて黒河峠に着きました。ここからは登山道です。足元の林床にはイワウチワが所狭しと満開です。
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さてそろそろ花掬いよりも登りに専念しましょうか。日当たりの良い斜面をトラバースするように稜線に向かって歩いて行きます。芽吹き始めの森なので木陰もなく汗びっしょりです。しかし勾配は緩やかなので気持ちよく歩けます。
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 歩いていると乾いた登山道の脇にキラッ☆と光るものに気がつきました。
んんん~~~? おお、もしかして・・・・
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やった!! やった。 やった・・・・・。
コルリクワガタやぁ!!! 初めてなんだよおぉ・・・・。

ずいぶん前から採りたかった虫なんだけど、ポイントもわからん、採り方も要領がわからん。産卵マークの付いた材も見つけられん。ブナの新芽に来るって言われたって新芽なんて腐るほどあるよおぉ・・・。とこの時期にはいつも悔しい思いをしていました。今日だって「もしかしたら」と期待がなかったわけではありませんが、まさかホントに出会えるとは。しかし道端で拾ったというのも実感湧かないものです。すぐさま辺りを見回して林床に落ち枝を探してみました。まだ材に居残っているのがいるかも・・・なんて妄想しながら。しかし見つかるのはどれも乾いて硬いものばかり。産卵マークも見つかりません。
花掬いで時間をロスしたので稜線までは歩きに集中しようと決意したばかりなのに再びコースタイムから大きく時間をロスし始めたのは言うまでもありません。でもだめだ。時間ばかり無駄にしてしまう。ま、とりあえず一つでいいか、と自分をなだめてまた歩きだしました。やがて辺りの木々も背丈が低くなってきました。ふと、開き始めたミズナラの新芽に目をやると、小さな虫がいくつも飛び交っているのに気がつきました。多くが小さなハチやハエのようですが、時々ゴミムシくらいの黒い虫が飛んでいるようです。あれかな?
と掬ってみるとドンピシャ。いたいたぁ!ようやく狙いの状況でコルリを手中に收めることができたのです。そのミズナラは虫達に人気なようでコルリも3つ4つは飛んでいました。観察していると新芽に下りたち穂先をウロウロしている姿も見ることができました。なんとかその姿を写真に収めたかったけれどなかなかピントが合わず失敗でした。
それにしてもハエのように飛び交っているではないですか。今まで採れなかったのはただなんだったんだろう。いろいろとネットなどで調べてもイメージばかりで実感が湧かず、モヤモヤしていましたが、たった一度の体験で「こういう事だったんだなあぁ」と一気にモヤが取れたような興奮を覚えたのでした。あと一つ追加採集して機嫌良く山歩きに戻ったのでした。この辺りからイワウチワばかりだった足元にカタクリの花が交じるようになりました。
やがて三国山への分岐点がありました。道標には400mと書いてあるしせっかくだからと行ってみることにしましたがこれが失敗。最後の直登がキツイ。なんでこんなに段差のキツイ階段つけたんだよ・・・。山頂に登ってみれば背丈ほどの木々に囲まれて眺望もきかないし・・・。ここで12時半。休憩と昼食を済ませ、リュックを下ろしたついでにフリースも脱ぎました。Tシャツ一枚でも全然寒くありません。

 元の道に戻り、山腹を縫うように進みました。とあるコーナーをまわると眼前にそびえる岩肌。
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崩落地「明王ノ禿」です。ここに登ればやっと稜線です。
汗びっしょり、体は火照っていますが吹き上げる風がすこぶる気持ちよいです。眼下には絨毯を広げたように新緑が広がり、春霞の向こうには琵琶湖も見えます。
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 行く手になだらかな山容を眺めながら次に目指すは赤坂山。明王ノ禿からはほどなく到着。多くのハイカーが休んでいました。私が長網を持って現れると一気に視線を浴びてしまいました。おばあちゃんが一人「あらあらあら。」と人懐こく話しかけてきて質問攻めにあってしまったので少々虫談義をしてしまいました。
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ここまで雲ひとつ無い快晴でしたがうっすらと雲が掛かり始めました。あとは眼下のスキー場へ下りるだけ。菓子パンを一つ口に放り込むと山を下りたのでした。
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下り道は先ほどのイワウチワとは変わってイワカガミが林床を埋めていました。どちらもピンク色の可愛い花です。
なんだか陽が傾いてきたし、薄雲も広がってきたのでグングンと山をおり、あっという間にスキー場まで帰ってきました。
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当初は早めに下山できたらもう一度麓で花掬いでもしようかと企んでいましたが十分疲れていたのと、スキー場内のウワミズザクラを掬ってみても大量のハチしか網に入らなかったので今日はここでおしまい。温泉に入って帰ろうかと逡巡しましたが、連休最終日。渋滞が怖いので車に乗り込み京都に向かったのでした。
(全く渋滞してなかったけど。笑)

5月の山はいいですねぇ。充実した一日でした。それもこれもコルリちゃんのおかげですよ。
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by aile21 | 2013-05-10 00:54 | とうちゃん

ご無沙汰しております

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 今日は綾部の「あやべ温泉」に家族3人でいってきました。
新緑の空気を堪能しつつちょっと虫探しでも・・・、と久しぶりにワクワクして出発したのですが、現地に近づくにつれ空模様がみるみる怪しくなりました。先ずは食事でもと温泉に着いてみればとうとう降り出してしまいました。

「上林鶏のテリヤキチキンバーガー」美味しかった。

レストランの外は土砂降り。雷まで鳴り始めました。
これじゃ、網も振れない・・・・。

土産物を見たりブラブラと時間を過ごしていたのですが、やっと雨も小降りになってきたので近くの君尾山まで車で行ってみました。
しかしまだまだ山の上は寒い寒い。日陰の落ち葉の隙間にはまだ雪が残っていました。そういえば四月にはいってから一度冷え込んだ日がありました。このあたりでも降ったんですね。

イヌシデ、ブナ、トチ、イタヤカエデなどの新緑がみずみずしい気持ち良い森でした。しかし北向きの斜面は吹き上げる風が冷たくて薄着のかあちゃんとshowzineは活動停止状態に。
私はピッケルひとつ持って倒木を廻ってみましたがこれといって収穫なし。(ホントはルリクワでもと思っていたのですが)
結局、黒いコメツキひとつ摘んで山をおりました。

再び温泉に戻りゆーっくり温まって帰ったのでした。先日、高速道路が大山崎から沓掛まで開通したので綾部、舞鶴方面へのアクセスが楽になったのを実感できたのも今回の収穫でしょうか。



って、なにどさくさまぎれにブログ復帰してんだよ!とツッコミをいれている御仁の皆様も多いことでしょう。(笑)
ちょっと虫採りお休みしてました。忙しかった仕事も一段落したのでまたボチボチやっていきます。
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by aile21 | 2013-04-26 23:37 | とうちゃん

宇治の山へ

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 showzineと久しぶりに宇治の山へ行ってきました。
それにしても寒い。自宅近くで3℃だったのでやまのなかは1℃くらいだったのかもしれません。
ここのところちらほらと小雪が舞う時があるなあと思っていたら、こちらではあちこちに雪が残っていました。

天ヶ瀬森林公園はまだ入れません。我が家の定点も麓にバリケードがあって入れませんが別ルートで回ってきたらなんとか入れました。しかし崩落箇所はほとんどそのまま。
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 車から降りると冷えた空気に一瞬でくるまれてしまいました。これは何時間もは無理かなと気が引き締まります。
まずはアカメガシワの樹洞のフレークをかきだして篩ってみました。表面はカチンコチンに凍っていて固かったけれど中はフカフカでした。
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二つの角が可愛いゴミムシダマシ。似たようなのが多いけど、アオツヤキノコゴミムシダマシあたりか?
この樹洞は以前にキクイサビゾウムシがポツポツ出たけれど今日はだめでした。
同じアカメガシワの樹皮を捲ると平べったいハネカクシ。
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ヒメヒラタハネカクシあたりか?
こういうハネカクシはよく見るヒゲブトやセスジとは違って新鮮な感じでちょっと嬉しい。

その後少し倒木崩しをやったり、定点の各所を歩いてみましたが災害の爪痕がまだまだ生々しく残る風景を見るたびに寒々しく感じてしまい場所移動しました。
しかし春には新芽が芽吹いて、山と積まれた倒木には多くの虫たちが集まるだろうからきっとワクワクする季節がまたやってくるんだろうと思いました。
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 隣の峰では鹿糞をつまんでみました。鹿糞まで凍ってカチカチになっていたのには閉口でしたが、ポツポツと穿孔痕を見つけて割ってみるとマグソコガネの仲間がいくつか見つかりました。
う~ん・・・たぶんチャグロマグソだろうけれど、ま、いいか。

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 またまた移動。クチキムシの集団越冬に混じっていたゴミダマ。角は無いけどミツノゴミダマの仲間だろうとすぐわかったのに意外と同定に苦しんでたりして・・。とりあえず自己初みたいだからいいか。
今日はオサ掘りはいいや、と考えていましたが、あんまり虫が採れないとつい掘ってしまいますね。しかしshowzineがスジアオゴミムシを出したところで「やっぱり今日はいいや」となりました。showzineは久しぶりだったので嬉しそうでしたが。
 ずいぶん日の傾いてきて帰ろうとしていたのだけれど、思ったより採れなかったなとshowzineと話が出ました。あまり捲れる樹皮がなかった印象が強かったので最後にケヤキの樹皮を捲って帰ろうとなりました。
しかしアカアシノミゾウ(ケヤキによくいる)やホソクチゾウムシ(同定無理)の仲間ばかりでもう一つでしたね。
チビタマも一ついたけどヤノナミガタあたりじゃないかな。

 そんな感じで今日は終了。あまり採れませんでしたが久しぶりに二人で採集に来れたのが楽しく嬉しかったです。
もう少し乾燥したら落ち葉篩いもやりたいですね。
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by aile21 | 2013-01-05 23:56 | とうちゃん

なにやってんだか・・・

 昨日の興奮と充足感も一夜明けて新しい一日の始まり。
忘れないうちに昨日のタテジマカミキリを〆ておこうと一時保管していた容器をかばんから取り出すと・・・、

あれ? 

いない・・・。

えっ!?  ええ~!!!?

うわっ!

手製の吸虫管のホースが抜けています。まじ?
またやっちゃった。

どうやら逃げ出したようです。時々やるんだよなぁ・・・。
かばんの中身を全部出して中を洗いざらいさがしてもいません。
となるとこの宿の部屋か?
どこかに張り付いていないかと部屋中探しましたがいません。
昨日の移動の車の中か?
・・・・もうそうなったらまず見つからないですね。シュン・・・。
可愛くってすぐに〆られなかったとはいえ、自分のズボラさに幻滅しました。

仕方ない。また明日から休憩時間をフルに使って新たに探さなければなりません。
あ、明日は休みか。じゃあ明後日から。
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出張仕事もそろそろ佳境です。夏の名残も姿をひそめ、ずいぶん秋らしくなってきました。のんびりしてられませんね。

 トラップにはいつもと別の場所でtたぶんいつものオサムシ3exs.全部♀。
加えてクロナガオサムシが3exs.これは♂が混じってるのがなんとも恨めしい。もう・・・。

なんとも冴えない感じで悔しいので夜の浜辺でちょっと篩って」きました。ヤマトケシマグソってまだいるのかなぁ?
真っ暗な浜辺でペンライト片手に砂を篩っているというのもなかなか怪しいものです。
見つかるのはスナゴミムシダマシやよく見る薄茶色のケシガムシ多数。ちっちゃいエンマムシもそこそこ。
マルガタゴミムシの仲間もいますね。
やっぱり冴えないです。ハネカクシは大小、もとい、中~微小ですね。
もうやめようかなとした頃、かなり白っぽい飴色の虫を見つけました。たまたま少し前にいそはえとりさんのブログを拝見していて過去のログでこの虫を見ていたばかりでした。
あ、あれだとすぐにわかりましたよ。名前はすぐに思い出せませんでしたけど。「クロズ」だけは覚えていましたね。
そう、クロズハマベゴミムシダマシでした。これが採れたのでとりあえずまあいいか。

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 おいしい牛乳でも飲みにいきたいなあ・・・。
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by aile21 | 2012-10-06 23:57 | 東海編

タテジマカミキリ

昼休みに仕事先の敷地内にある森をうろうろ。 夜のオサムシ狩りに思わぬ苦戦を強いられてきましたが今回の出張中に狙っていた虫がもう一つありました。
カクレミノをホストにするタテジマカミキリです。
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宿から仕事に向かう道すがら車窓の外を流れる景色の中にいつもカクレミノを探していたように思います。
仕事先には緑が多く、これならカクレミノもそこそこあるんじゃないかと期待していましたが、実際には細くて低い幼木ばかりでとてもカミキリのつくようなカクレミノが見当たりませんでした。
たまたま昨日、今日と昼休みに一人になる時間が取れたので身近な森に入ってみました。やぶ蚊の猛攻にさらされながらウバメガシの森を彷徨いました。他にはタブノキやホソバタモだかウラジロタモだかのそんな樹木ばかりです。しかしこういう暖地性の森だからこそカクレミノが期待できるというもの。昨日はタイムアップでしたから今日は昨日の続きを進みました。

やっぱり幼木しかないな・・・・。

と諦めつつ来た藪を戻りはじめた時、やはりそんなに大きくも太くもないけれど、それでも今まで見てきた中ではそこそこ大きいんじゃないの?というカクレミノが目に入りました。

枝別れした細い枝を一つ一つなぞるように見ていきます。と・・・・、

あれ!?

あっ、あーーーーーーーーーーー!!!!!

いた!いた、いたぁーーー!!

そこには今まで図鑑やネットでしかみたことのなかった姿があったのです。
それはカクレミノの細い枝に逆さにしがみつき、触角をまっすぐにピーンと伸ばして枝に同化しようとじっとしているタテジマカミキリの姿でした。
本当にこんな格好でしがみついているんだと感激しました。
これはやはりこの姿を写真に撮っておきたい。あ、しかしデジカメは車の中だ。仕方ない携帯のカメラで・・・

うわ・・、カメラのレンズ汚れてるな・・・、ちょっとまてよ、何かで拭くから。

タテジマカミキリは地上2mちょっとの高さにいます。携帯のカメラを接写モードにして・・・、う~ん、ちょっと届かないなあ・・・。
ピントが合うところまでは背伸びしても手が届きそうにありません。
それならと、カミキリのしがみついている枝をそーっと手繰り寄せることにしました。

逃げるなよ~・・・、逃げるなよ~・・・、

ポトッ

うわああ、落ちたああ・・・。しまったあああ。

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それでもこのサイズのカミキリなら林床に落ちても見失うことはありません。残念ながら狙いの構図は撮れませんでしたが見事タテジマカミキリを採ることができました。
成虫で野外越冬するこのカミキリは是非とも真冬の寒い日に見つけたいと長らく思っていましたが、興味をもってから5年以上経ってしまいました。もう秋でもなんでもいいです。

決して珍しくもないはずのこのカミキリになぜ今まで出会えなかったかというと、宇治近辺にカクレミノが生えてないからです。さんざん探しましたよ。ありませんから本当に!(たぶん・・・)
これは太平洋側のどこかに行ったときに探そうと心に秘めてきたのでした。
カクレミノ以外にもホストになる木はいくつかあるようですが、やはりこのしがみつきスタイルを見たかったですね。これも長らく貯めておいた宿題のひとつです。なかなかカッコいいカミキリじゃないですか。
嬉しさでしみじみ。そしてニンマリ。
久しぶりにこぶしを握って小さくガッツポーズをしたのでした。
めでたしめでたし。

おまけ
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一昨日の夜、コップに落ちてるウバタマムシを発見。
おやまあ・・・。
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by aile21 | 2012-10-05 21:33 | 東海編

カニかぁ・・・。

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 週末は雨っぽい。

でももうチャンスがなさそうなので無理やりいってきました。

近いようでそんなに近くない・・・。

仕掛けていて気がついた。

カニが多すぎる。

思わぬ難敵かも。

2~3日したら見に行ってみよう。
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by aile21 | 2012-09-07 23:58 | 東海編

カワラハンミョウ

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風、強っっ!!


 車から降り立った瞬間、あおられるような強い風に戸惑いました。久しぶりの好天、湧き上がる入道雲を車内から眺めつつ「まだまだ夏だな・・・」とニンマリしながらやってきましたが、吹き付ける潮風、幾重にも崩れ落ちる波濤を目にすると不安がジワジワと沸き起こります。

 今日は家族それぞれの予定がかみ合わず、私一人でやってきました。お盆も過ぎたのでジタバタしてもはじまりませんが、今夏はメモリアルな初虫に出会っていないので気持ちよく夏を見送るためにカワラハンミョウを探すことにしました。

 自宅を出たのが昼過ぎだったので現場に着いたのはすでに午後3時過ぎ。
海から吹きつける潮風とやや傾いた西日にサンドウィッチされながら浜辺を歩きました。
しっかしまあ・・・、風強すぎて波打ち際にはハエさえいません。
イメージでは波が寄せては返す辺りにちょこまかと見つかるつもりだったんですけど・・・。
まさか時期が悪いなんてことないよなあ・・・。
時々、投げ釣りをしている人が行く手を遮るので波から離れて少々上のゴミが溜まっているところも見ながら進みました。
打ち上げられている魚の死骸を見ては・・・・・・・ミツノエンマでも・・・・・。
打ち上げられている鳥の死骸を見ては・・・・・・・コブスジでも・・・・・。
そんな妄想もちらほら。

流木くらいひっくり返せば「オオ」とまでいかなくても「ヒョウタンゴミムシくらいいるんじゃね?」
しかし出てくるのはオオハサミムシばかり。他には丸々太ったコガネムシの幼虫。よくある光景です。

アカンわ・・・・。1kmくらい歩いたかな。車から離れすぎたし上の草混じりの砂地を戻ることにします。それでダメならポイント変えよう。

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と、波打ち際から離れハマヒルガオやシュッと生えたスゲのような植物がまばらに生える砂浜上部に上がった途端、


「おやっ!?」
足元から飛び立つ気になる影。

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おった、おったぁ~~!!

こっちかぁ~~~!!

それからは歩くたびに足元から湧き上がるバッタに惑わされながらもポツポツとカワラハンミョウが見つかりました。中には交尾中のように2匹重なっているのも見ることができました。
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長いこと憧れていたカワラハンミョウ。やっぱり綺麗でかっこいい模様をしています。
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こんな斑紋変異も。

カワラハンミョウを探して歩いて気がついたのは、あちこちで飛び立つ虫たちからハンミョウを見分けるコツです。バッタやハエは砂浜に降り立つと体が砂地に接してしまうので西日の影を含めて大きなシルエットになります。しかしハンミョウはその長い脚で立ち上がるように砂地に降り立つので影が体と重ならないのです。どの虫も保護色ですからわかりにくいのですが、降り立った先に大きな影が無かったらハンミョウというわけです。乱視と老眼でショボショボの私でも「あれは、ハンミョウ。」とわかるのが面白かったです。日が大きく傾いたこの時間帯がちょうどいいのかもしれません。炎天下では目がやられていたかも。
あんなに迷惑がっていた潮風もなんだか心地よくかんじるのだからゲンキンなものです。

帰り際、見たことも無い大きなハチが砂浜をウロウロしているのに出会いました。
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ぶっとい腹を重そうに低く飛んでは草の根際に首を突っ込んでなにやらもがいていました。スズメバチくらいの大きなハチでしたが、砂に頭を突っ込んでガサガサしてる姿が滑稽で「何してんの?」とニヤニヤ見ていたのでした。
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帰り道に大きな風車の立つ丘に立ち寄りました。
ひょろ長くて巨大な建造物が静かに動いている景色は異様な光景でした。
なんかエヴァンゲリオンみたいだな・・・・。いや、使徒か?

そんな寄り道をしていて帰宅時間のことをすっかりわすれていました。
大急ぎで帰ったけど大河ドラマ・・・頭の10分ほど見逃しました。(汗)
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by aile21 | 2012-08-19 23:11 | 東海編

おじゃまします

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 深夜のここはなかなか・・・。

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ノコギリクワガタ

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あぶらげ持ってまた来ます。
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by aile21 | 2012-08-12 23:58 | とうちゃん

あづい・・・

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 またまた長期出張に入りました。

毎度おなじみの湾岸。

今週通っていた工業地帯はところどころ空き地が残っていて昼休みにブラブラ。
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う~ん、さすがに虫の姿は少ないです。
見かけた甲虫はナミテントウ、ヒメカメノコテントウばかり。たまにコンクリの上を黒いゴミムシが通り過ぎるくらいです。

クズが蔓を伸ばし始めていてシロテンハナムグリが蔓にしがみついていたのは意外でした。こんな蔓に口を押し付けていたので汁でもすっていたのでしょうか。

クズには他にヒョウタンゾウムシの仲間の1種が多く見つかります。葉っぱを齧っていますね。
なんか採ったことあるような・・・、でもこの仲間もいろいろいるからなぁ・・・と逡巡しています。

 今朝は出勤時に甘く漂う芳香に眠気を覚まされました。ハッと気づくとスイカズラの花が満開です。
朝の癒しですね。
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by aile21 | 2012-05-19 19:01 | 関東編


京都南部の野山で宇治虫親子が発見した生き物の記録  出演 とうちゃん(aile21)・かあちゃん・ちび宇治虫(showzine)


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