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石見の夕日

(9月15日)

 日曜日は仕事はお休み。同僚と宿前の浜で投げ釣りを楽しみました。
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 昼までの3時間ほどで二人でシロギスが40匹くらいの入れ食いでした。根がかりもないし、餌盗りもいないのでなんて楽チンな釣りでしょうか。たまにスズキの子供が混じったりしましたが。台風が近づいているのでたまに小雨が降ったり止んだりでした。やがて波も強くなり濁りがでてくるとパタリと釣れなくなったので昼には納竿。

 昼食は港で「バトウのフライ」というのを食べました。一体何?と思えばなんとマトウダイのことでした。この地方ではよく食べられているようでスーパーの鮮魚コーナーにも売られているほどです。
揚げたての白身は味もしっかりしていて、ふっくらとした食感が・・・んまい!!
だいたい関東や関西でマトウダイなんて見たことないですね。
こういうことがあるから出張は楽しい。

 一度宿に戻り、1時間ほど昼寝をして、一人再び浜に出向きました。
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 仕事の都合で急遽京都に帰らなければならなくなったのです。思い残すことのないようにと・・・。

水際でハンミョウを探したり、草の根際を篩ってみたり。
結局、ハンミョウはエリザを一つ見かけただけでした。カワラはともかくハラビロが見てみたかったんですが今回は諦めました。
篩いではマグソコガネの類は見つかりませんでしたが、小さいコメツキやゾウムシ、ゴミダマが見つかりました。ゾウムシは密かに狙っていたのでちょっと嬉しかったです。
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おそらくスナムグリヒョウタンゾウムシではなかろうか。

 当初はオサムシやセンチコガネも視野に入れていたのですがなかなかそこまで手を広げられなくて、浜辺の虫ばかりの出張になってしまいました。しかし石見に海があまりに良いところだったので十分満足です。静かだし水も綺麗。魚もうまい。
年明けに再度訪れる予定があるのでその時は「カニで一杯」なんていいですねぇ。
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夕方にはうねりと波が強くなってきました。

(9月16日)

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 朝起きてびっくり。吹き荒れる強風。叩きつける波。
ああ、やっぱり台風なんだと人ごとのように考えていたら、京都がエライことになっていました。桂川が氾濫です。福知山も・・・。宇治や宇治田原も一部避難勧告が出ていたそうです。宇治川も溢れそうだったとかなんとか・・・。
昨年の宇治豪雨に続いて今年も水害ですか。

とりあえず我が家は無事なのでご心配いりません。
それにしてもなぁ・・・・。「今までに体験したことのないような危険」って、毎年グレードアップしていくのはやめてほしい。ホント。
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by aile21 | 2013-09-17 00:45 | 中国編

ヤブマオのゾウムシ達

 今週はもう真夏日ばかり。・・・たまらん。
今月は仕事で宇治田原に通っています。こっちは宇治市内より2~3℃は気温が低いし辺りを彩る新緑のおかげでまだずいぶんましですね。

 仕事先の脇にヤブマオの群落が伸び始めています。昼にかがみこんで見るとキスジアシナガゾウムシが緑陰の茎にしがみついていました。カメラを近づけるとポトッ・・・。
初めて見つけた時にはアザミにいたのを採集したのを覚えていますが、ここではすぐ隣にアザミが生えていてもまったく見向きもしない様子でヤブマオばかりにあちこち見受けられました。調べてみるとやはりアザミにもつくらしい。しかしヤブマオのほうが好みの度合いは高いということか。
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 他にもトゲハラヒラセクモゾウムシがチョロチョロしていました。どうもゾウムシたちはカメラを向けると茎や葉の反対に移動して隠れてしまうという習性があるようで、さらにしつこく追いかけるとポトっと落ち逃げしてしまいます。カメラに収めるのに苦労します。
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アマガエルも葉陰で休憩中。

 さて、日に日に緑を濃くしていく山を眺めているとどこか行きたいなあ、というところですが、残念ながら今度の週末は休み返上になってしまいました。ガックリ・・・。
仕方ない、宇治田原の景色で我慢するか。
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by aile21 | 2013-05-25 00:35 | とうちゃん

クロタマゾウムシ

今日の午後、ミズキの様子でも見に行こうと出かけましたが強すぎる風には困りました。ミズキの開花はあともうすぐですね。
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 宇治の山はフジの花が満開です。午後は天気が崩れてしまい時折雨粒が落ちていました。
ヤブデマリに花にはいつものメンバーが群がっています。カミキリムシはトゲヒゲトラとチィロヒメハナばかり。
そんな中、先日採り損ねたコハナムグリが一つ見つかったので摘んで帰りました。
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 先日KOH16さんのブログ『ムシトリアミとボク』でクロタマゾウムシが紹介されていました。
桐の若葉につくそうです。普段、桐なんて意識して虫探しをした事がありません。
いえ、虫採りを始めた頃は手当たり次第に目につく花を掬ってみたりしました。その経験上、「桐っていうのは虫の来ない木だな」と勝手に思い込んでいたのです。

帰り道に花をつけた桐の木があったので立ち寄って網を伸ばしてみました。
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ホントに採れました。しかも想像より大きいです。
コロコロしていて可愛いですねぇ。タマゾウムシの仲間は気になっていたけどいままで何一つ出会ったことがなかったのでこれは嬉しいですね。
一つしか採れなかったけど機会があったらまた桐の穂先を掬ってみようと思います。
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by aile21 | 2011-05-14 23:23 | とうちゃん

ユアサハナゾウムシ

 先日の霊仙山での採集品を確認してみました。「ついで採集」なのでこれといった虫は採れていませんが我が家にとって印象に残った虫がユアサハナゾウムシです。 


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 春先の今頃、平地で野バラをビーティングするとイチゴハナゾウムシがバラバラと落ちてきます。図鑑にはイチゴハナゾウとそっくりなユアサハナゾウが並んでいて、まだ昆虫採集を始めて間もない頃はもしかしてユアサかもしれないからと念のため採ってきてはやっぱりイチゴだったなんて事が続きました。
やがて「どうせイチゴだろ・・・」と注意して見る事がなくなりました。

寒風吹きすさぶケヤキの森で休憩がてら剥いてみたケヤキの樹皮を剥いていました。
「ゾウムシ・・・」とshowzineがぽつりとつぶやいたので「どれどれ?」と覗いてみると。
どうもイチゴくさい。そもそも2mmくらいのゾウムシなので肉眼では判別しにくかったのです。ゼエゼエ言いながらの登りの途中なのでルーペを出すのも面倒でした。
「う〜ん・・・、まあ、ユアサかもしんないから採っておくか」と半ば冗談まじりに吸虫管に吸い込んでおきました。
しかし越冬中のイチゴをケヤキの樹皮下でなど見た事がないのでその状況を考えるとまんざらでもないのかなと、淡い期待もあったりしたのでした。

帰宅後調べてみるとやはり念願(?)のユアサハナゾウムシでした。ホッ・・・
ネットで検索してみると樹皮下で見つかる事が多いようです。
普通種らしいけど縁がなかったですね。いままでずいぶんイチゴに騙されてきたのでやっと見つけた事に安堵したのでした。


e0083097_23533844.jpg 同じく樹皮下で見つけたのが

ドウガネツヤマルトゲムシ

実をいうとこれが採れて嬉しいのかどうかと問われれば微妙な虫ですが、showzineに「模様がある」と言われてつい吸虫管におさめてしまいました。
鞘翅に生えている微毛のせいで模様に見えただけのようですが。

なんだか嬉しいんだか嬉しくないんだか・・・・。

 山行中は多くの鹿やカモシカの糞を見つけました。登山道の真ん中でほじくっていると小さなマグソコガネがポツポツ見つかります。しかしshowzineは糞をほじくる父親の姿を他の登山者に見られるのが気が気でない様子。「お父さん!人が来たよ!」「変な人に見られるよ!」とソワソワ。
1000m近い稜線で見つけたので期待していたのに帰ってから調べるとどうもチャグロっぽい。
まあ、クロマルエンマも混じっていたくらいだからそんなもんか。

あとはケヤキの落ち枝を僅かに持ち帰ったりしました。
ずいぶん標高を下げてからブナ帯で落ち葉を少々篩ってきました。これからはアリヅカムシが2種。アリモドキの仲間が1種。ハネカクシが5種くらい。

下山後帰りがけに山間の集落を通った時に休耕田らしい草地を見つけたのでフラフラ歩いてみました。そこにはイノシシの糞があちこちに落ちていてまたホジホジ・・・。マグソコガネの仲間が2種見つかりました。クロマルエンマは無視しましたけど。

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 まだ冬枯れのような草むらをヒョコヒョコ歩いている虫に気づくとニワハンミョウでした。近づいても飛び立つこともなく、ドタバタと逃げ惑うばかり。それでも折り重なった枯れ草が邪魔をしてなかなか先へ進めません。素手でハンミョウを捕まえたのはこれが初めてでした。
羽化脱出後間もないハンミョウってこんなものなのかな。










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by aile21 | 2011-05-03 23:52 | とうちゃん

三寒四温というけれど

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 昨日も20℃に達するような暖かさだったのに、今日は打って変わって寒〜い一日でした。朝は薄曇りだったけど午後から天気も回復するだろうと見切り発進。showzineと天ケ瀬の奥まで行ってきました。

久しぶりの地元散策に期待で胸を膨らませつつ寒い山道を歩きました。一山越え、僅かな林道を
進んだあとは沢筋を進みました。沢筋ではイノシシのヌタ場があちこちに出現します。脇の木には泥をこすりつけた跡が真っ白になっていました。
いつまでたっても暖かくならないどころか尾根上など風の強い場所では凍えるほど寒いままです。
やがて森の中を獣道を辿りながらすすみます。



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 全く虫の気配の感じない寂しい森でした。
どうやら気温が低すぎたようです。おそらく10℃に達していなかったのでは。
散々歩き、たまに倒木を削ったり崖を崩してみたりしましたがオオゴキブリが数匹目に付いただけでした。

タヌキの溜め糞をほじくってやっと1匹、クロオビマグソコガネを摘んで山を下りたのでした。
寒の戻りがキツいようで明日は霜が下りるような予報もあるほどです。
日が悪かったと諦めました。


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 帰りがけに思い出した事があって車を止めました。そこは洞のたくさん空いたアカメガシワが数本生えています。以前はヒラヤマコブハナカミキリを期待して何度も調べたものでした。未だに地元産には出会えませんが、去年showzineがこの洞の中に溜まったオガクズの中からキクイサビゾウムシの仲間を見つけています。
こういうフレーク溜まりにはいろいろと怪しい虫が潜んでいると近年になって知りました。

 そもそもこのフレークでゾウムシが採れたのが偶然なのかどうかよく判りませんでした。この中で発生しているのか、単純に越冬場所として潜っていただけなのか?
去年採集した個体は1つのみ。しかも標本製作時にエリトラを傷つけてしまい残念にも思っていました。そこで再度このフレークを調べてみようと思ったのです。

フレークを掻きだして白いバットに拡げてみます。
大きな蛆(ハエなのかアブなのか?)がグネグネと目につきますが、ほどなく小さなゾウムシが見つかりました。

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 あっという間に6匹のゾウムシが見つかりました。やはりキクイサビゾウムシの仲間のようです。
保育社の図鑑では近縁のものは3種しか写真が掲載されていませんが分布からいうと
ニセキクイサビゾウムシあたりのようです。
このゾウムシ、エリトラの間室が鋭く隆起していてなかなか彫の深い姿をしています。
採集時は寒さのためかまったく動かず、死んでいるようにも見えますが持ち帰って部屋で観察しているとジワジワと動き出しました。それでも動きは随分と緩慢です。
それに比べてクロオビマグソのなんとせわしない事か油断するとすぐ飛び立ってしまい写真に収めるのに苦労しました。さすがこの時期から活動している糞虫のバイタリティを感じました。

地域によってはスギカミキリも出始めたようですが、コメツキムシの発生が報告されはじめました。
春を告げる虫がコメツキムシだとは数年前では全く気にも留めていませんでした。
そうか、カエデの花が咲くのをのんびり待っていてはダメなのかと思い知る今日この頃です。
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by aile21 | 2011-04-03 23:58 | とうちゃん

河川敷越冬態勢

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 夕方に河川敷に行ってきました。紅葉も散り始めてすでに梢はさみしくなりつつありましたが、まだまだ赤や黄のしっとりした景色が美しかったです。
とりあえず試してみたかったのは前回とは違うポイントでの芝篩いだったのですが、狙っていたポイントには数人のゴルファーが。『ゴルフの練習禁止』の立て札がこれでもかというくらい立っているのに。イライラしながらわざとその間を悠然と歩いて進みました。後ろから飛んできたら怖いなとか、いやいやさすがに人に向かっては打たないか?など思いつつグラウンドの隅まで行きました。結局これはというイメージが湧かなかったので芝地を抜けそのまま河畔林に入っていきました。

 このポイントは過去に冬の定番としてムクノキやアキニレの樹皮捲りで度々訪れてきました。久しぶりにやってみるか。ルイスチビヒラタタマムシをもう一度採りたいなとは思っていたのでそれを期待してペリペリと。しかしやはりというか当然というかヤノナミガタがこれでもかというくらい出てきます。ヤノナミガタとはしているけれど、実はこの唐金色のチビタマは苦手なんです。どうもあきらかな自信が持てないんだよなあ。ケヤキじゃないし・・・。
他にはヒシモンナガタマムシも久しぶりのお目見え。そんな中久しぶりにヒメケブカルリチョッキリが見つかりました。小さいけれど鮮やかな青色が赤茶色の晩秋に映えます。・・・しかしこれもとりあえずヒメとしてますがオオケブカやグミチョッキリなど候補があってう〜んな感じ。うちの標本たちもまだまだ検討の必要が盛りだくさんです。

 薄暗くなってきましたが白いキノコがびっしり生えた倒木がありました。良い物件を見つけたとときめきましたがすでにシーズンは終わっていたようで、傘の裏をつぶさに覗いていきましたがどこもさみしいものでした。
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 すぐ脇の倒木の樹皮を捲ってみると奇麗なゴミダマがうずくまっていました。油膜のような色彩が美しくて好きなグループなんだけどナガニジ、フトナガニジ、ホソナガニジ・・・、とこれまた一瞥ではなかなか覚えられない面々。しかし今回のは肌理の細かい紋様と複雑な色彩に「もしや?」の感。

帰ってから調べてみたらオオニジゴミムシダマシでした。採った事あるようなないような・・・な感じだったので我が家のゴミダマボックスを調べてみたら沖縄で採った近縁のヒメオオニジに似ていたのでした。

ということでオオニジ初採集に相成りました。予想外の一品。


e0083097_0125671.jpg すでに午後4時をまわっていて相当暗くなってきました。林内を歩きつつ時々目についた樹皮を捲っていたらなにやら黒い粒が目に入りました。
おおっ! クモゾウじゃん〜♪

 トゲハラヒラセクモゾウムシ

 シーズン中に山地の土場でいくつか摘んでいるけど冬期に樹皮捲りで見つかるとはおもいませんでした。クモゾウやノコギリゾウムシの仲間は複眼がくっついていたりして独特な顔をしていて面白い奴らです。その木では5つほど見つかりました。さてまた弱気になって「過去の採集品と一緒かなぁ〜?」と摘んで帰りましたがやはり同じだったようです。ヒラセクモゾウと混同してしまいますがこちらは九州が産地となっているのでやはりトゲハラということで・・・。(笑
 なんだか過去の宿題を再認識するような採集になってしまいました。そうそう、「おっ! 初見のヒゲナガゾウか?」とこれまた期待したものも実は既採集もののコモンヒメだったりと、まだまだ自分的には解決しなければならない問題がフィールドにも標本箱にも満載のようです。ふぅ〜・・・。

明日から師走ということで元気に活動している虫はいないと思いきや、キイロテントウだけが葉上をウロウロしていました。それと対照的に倒木の樹皮下にはボーベリアにやられて真っ白になったトホシクビボソハムシの遺骸が多く見つかったのが印象的でした。


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 そしておまけのヤコンオサムシ。

 こいつだけは鉄板。(笑













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by aile21 | 2010-12-01 00:37 | とうちゃん

クリシギゾウムシ

 『ひと月前の暑さがもう思い出せない・・』
     10/1 朝日新聞 地球防衛家のヒトビト(しりあがり寿)より

 昨日の最高気温は19℃台だったらしい。急に寒くなったのでびっくりしました。最近は天気も変わりやすくて一歩一歩秋が深まっていくのを実感します。例年なら残暑が厳しかったり、長雨が続いたり変わりやすい秋の空に辟易としますが、この夏の猛暑を思うとやっと秋らしくなったとホッとします。
それにしても常々思っているのですが、冬には夏の暑さが思い出せず、夏には冬の寒さが思い出せません。人間の肌感覚とは随分といい加減なのか、むしろ順応力が高いのか・・・・?

 今日はかあちゃんにお使いを申しつかって畑に行ってきました。用事を済ませて少し散策。サトイモの葉には大きなセスジスズメの幼虫が陣取っていました。もうすぐ蛹になりそうです。
実は最近溜まった虫達を少しずつマウントしたりデータを打ち込んでいますが、この夏に採集したフタスジヒメハムシがどうも見当たらない。少し前にも見かけたので再度摘んでおくか・・・と考えて落花生の苗周辺をゴソゴソと探してみました。しかしあんな小さなハムシを真剣に探すのはシンドイとすぐ諦めてしまいました。畑の虫たちもずいぶん寂しくなってきたなあ、とテンションも上がらずボーッと辺りを見回していたら目の前の大きなクリの木に目が留りました。e0083097_20261624.jpg 

 2週間ほど前に落ちている栗を調べてみたらまたもや蛾の幼虫がしっかり巣食っていてゲンナリしたものです。眺めてみるとクリのイガもずいぶんプックリと膨らんでいて、すでに開きかけのものもチラホラ。

今日の農園には他に人もいないので車から長網を取り出してきてバサバサと掬ってみました。

 トビイロマルハナノミが大量に入る中、コイチャコガネやサビキコリ、コアオハナムグリなどお馴染みすぎる虫たちも健在でした。ムシクソハムシもそこそこ入ります。
クリを掬うのが目的ではありませんが、それでも時々イガごと穫れてしまいます。こんなところ他人に見られたら栗泥棒にしか見えないなぁ・・・、なんて思っている時に限って人がやって来るんですよね。
「何採ってるの?」と聞かれましたが、「害虫の研究?」なんて訊かれるくらいなのでホッとしました。

ダメかなあ・・・・。と思いながらも粘っていると網の中にやっと目当ての虫を見つける事ができました。
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 クリシギゾウムシです。
シギゾウムシはゾウムシの中でも特に好きなグループです。秋になるとドングリをいろいろと拾ってきて翌夏に羽化させようと目論んでいるのですが、昨年のものは結局ハイイイロチョッキリしか出てきませんでした。9月初旬まで幼虫だったものもあと少しというところで死んでしまいました。今年も再チャレンジするけど、産卵に来ているところが採れたら一安心です。クヌギやコナラのドングリなら取り放題ですが、クリは植わっているもので網を掬うとトラブルの元になるので容易には網を差し出せません。
 ずいぶん前に山形で一つ採集していますが、それ以降なかなかお目にかかれないシギゾウムシでした。やっと地元近くで出会えました。
この宇宙人のような不思議な表情の顔がなんとも可愛くてたまりません。
感心したのはクリのイガの上を器用にトテトテと歩く姿です。よくこんなところを普通に歩けるもんですね。このバランス感覚で私も世間というトゲ山を渡っていきたいものです。(笑









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by aile21 | 2010-10-01 21:01 | とうちゃん

今年もまた・・・

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   ガオーッ!


コクゾウムシが湧きました。(爆
 我が家の米びつにたくさん湧いていました。うちは玄米を炊く直前に精米しています。それも関係しているのか、いや関係ないか。
米を研ぐ段階で殆ど除去できるからそんなに神経質にはなりませんが、米に湧く小さい蛾だけはだめですね。あれが湧くとクサい匂いが米についてしまい、とても食べられる代物ではありません。学生時代に一人暮らしをしていましたが、やってしまいました。泣く泣く数kgの米を捨てた悲しい思い出があります。それに比べたらコクゾウなんて可愛いモノです。

 米びつの中をうろついているコクゾウムシを吸虫管で吸い取ったあとは、幼虫の入っていそうな米をつまみ出しました。どれどれ・・・?

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 やはり残党がいました。幼虫と蛹。それにしても米粒の中を食い荒らし、蛹になるって凄いな。なんて小さな世界で生きてるんだ。そんな事を考えていましたが、微塵な虫を数多く見てきたせいか意外にも「米粒って大きいんだなぁ。」と思うようになっていました。

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 生意気にちゃんと長い吻ができています。あたりまえですけど。

ガラス細工のような奇麗な蛹。
時々ピクピクと体をうねらせて見せてくれます。

でも透明な蛹って上手く撮れません。
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 とはいえこの虫たちどうしよう・・・。

こんなに標本要らんわ。

成虫はチョコマカ動いて上手く撮れないのでこちらを参照してください。
去年のコクゾウムシ

最後は手抜きです。(爆














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by aile21 | 2010-09-23 20:44 | とうちゃん

畑の日・ウワミズザクラの日

 昨日(4/24)は宿題の溜まったshowzineを留守番に残してかあちゃんと再度井手町に行ってきました。何故そこへ?というと・・・・。
実は貸農園の畑を借りる事になったのでした。100平米が格安でした。
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 メインはかあちゃんがいろいろと計画しているので私は土木作業でお手伝い。植え付けはGW頃になると思うのでその日は契約手続きの後、とりあえず雑草むしりといくつかの畝を高畝にする作業をしてきました。

もともと田んぼだった土地(休耕田?)を貸し出しているので土が黒く粘度のように硬かったです。ほんの数時間でしたが慣れない鍬作業でクタクタでした。オサ掘りの手鍬とは大違いでした。
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 私が鍬で硬い土を掘り起こしていると土の中から小さな虫がワラワラと出てきます。不思議な模様のヒシバッタ。
ヨツモンコミズギワゴミムシやヨツボシテントウダマシが多く出てきました。他にもヨツボシホソアリモドキなど「四つ星」が多いのが面白い。
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 先日のチビヒョウタンゴミムシもまた見つかりました。

 幼虫はからっきし分かりませんが、大顎を持ったカッコいい幼虫も出てきました。
コガネムシの幼虫かと思いましたがよく見ると違うようです。

 掘っては時々かがんで土の中をじ〜っと眺めているとかあちゃんに
「とうちゃん、観察してばっかりやなあ・・・」
と言われてしまいました。
ほんの短時間でも力仕事に集中したのだからそれも良いでしょう。(笑

お互い仕事があるので十分には管理も出来ないでしょうが美味しい夏野菜が穫れるのかこれから楽しみです。さてどうなることやら。

今日(4/25)は自宅で仕事の残りがあったのですが、昨日と打って変わって暑いくらいの快晴でした。うずうずしてきたのでshowzineを誘って地元のウワミズザクラを掬いに行ってきました。
 
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 何を狙うという事もなかったのですが丁度満開なので素通りはもったいないです。
しかしカミキリ四天王はもとより多くのハナノミダマシ、ケシジョウカイモドキ、ツマキアオジョウカイモドキ、ジョウカイボンたちお馴染みの面々ばかり。大好きなファウストハマキチョッキリも採れましたがそれでもそんなに標本はいらないし。


e0083097_21233883.jpg ところが掬った網の中を逐一調べて行くとどうも自己初見と思われる小さなゾウムシが数多く採れている事に気づきました。その大きさ約3mm。しかし赤褐色の体色に白い筋が細く走っていてなんだか格好良さそう。肉眼ではそれ以上なんともいえないので数匹持ち帰りました。

コブハナゾウムシ
Tachypterellus dorsalis Voss et Chujo
模様もさることながら、この盛り上がった背中がなかなかカッコいい。しかも鞘翅の尾端にもコブコブがあります。
 保育社の図鑑に「ウワミズザクラ」で採れるように書いてあります。ドンピシャです。「少ない」とも書いてありました。

 不思議なのは今まで地元のウワミズザクラを何度も掬ってきましたがこのゾウムシは記憶にありません。今日は3匹ほど持ち帰りましたが他にも数匹は目にしました。
何故今年になって気がついたんだろう。あまりに小さく面倒くさかったので「見ない事に」してきたのかなぁ?
不思議だなあ。
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by aile21 | 2010-04-25 21:54 | とうちゃん

桜が満開でした。トラップは?

 京都に帰ってきて早速地元の定点に行ってきました。都会の桜も良いけれどやはり里山の芽吹きは美しい。いつのまにやら木々が芽吹いていて萌黄色と桜の色合いが柔らかく、すっかり春の景色になっていました。

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 先の嵐の影響か湿地を流れる小川もいつもより勢いを増して流れていました。
今日の目的は出張前に仕掛けた羽毛トラップの様子を見る事です。骨や羽毛を食べるコブスジコガネを一度採ってみたいと常々思っていました。実際に試すのは初めてですが、まずはやってみないことにははじまりません。
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 仕掛けたポイントは日当たりの良い谷の斜面。鹿やイノシシがよく徘徊している証にあたりに無数に広がる鹿糞、イノシシが掘り起こした地面がそこかしこに見られます。トラップはあとから見つけやすいように地面で一周している藤蔓の中に仕掛けました。1週間以上設置したままになるのでプラスチックの蓋を被せておきました。
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 雨よけを取り除くとトラップ本体が出てきます。これは押し入れなどに使う除湿材の空き容器です。
この中に拾った野鳥の羽をたっぷり入れて蓋をしました。蓋は大きく窓が空いていますが中に入れた羽毛が風で吹き飛ばないように優しく押さえてくれます。
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 さて、中を調べてみます。
showzineとピンセットで一枚ずつ羽を取り上げて何かしがみついていないかチェックしていきました。羽の様子は仕掛けた時と殆ど変わりなく、雨露の影響はまったくなかったようです。それが少し気にかかりました。

やがて羽は最後の一枚に。


ああ、何もいなかったぁ・・・。

 ハネカクシ1匹落ちていませんでした。う〜ん・・・。羽毛トラップには直置き式といって羽毛を地面に置いて石の重しを乗せておく方式があるようです。その方が羽毛の腐朽が進んでいいのかなあ。腐った羽毛はアンモニア臭がするといいます。それも必要なんだろうか。まだ光明はつかめません。しかしまだ活動期は続くのでそのまま埋め戻しました。結果が出るまで継続してみます。

e0083097_2139647.jpg 今日の唯一の採集品はshowzineがアカメガシワの樹洞に溜まったフレークをほじくっていて見つけた小さなゾウムシが一つだけでした。前胸や上翅がずいぶん掘りの深い点刻が見て取れたので初見であることは判りました。
帰ってから調べてみるとオサゾウムシ科のキクイサビゾウムシ類のようです。ニセキクイサビあたりかと思われます。


 今日はそれ以上の装備もなかったので昼過ぎには帰ることにしました。しかしその前に天ケ瀬の桜を見に行きました。
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 ここ数年では一番の状態でした。満開です。
陽光を浴びる桜の花が自ら光を発しているようにも見えて光に満ちた明るい風景を満喫できました。
偶然にも宇治の虫友KTさんとお会いしました。樹液の良く出そうなクヌギを眺めながらしばし歓談。
私は桜やカエデばかり見ていましたが、クワガタ屋さんの目はやはり・・・。(笑
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 カエデもすでに咲いていました。風が強いせいか甲虫の飛来は見られませんでしたが、蚊が飛び回っていました。
カエデが咲くとシーズンインですね。毎度お馴染みの虫ばかりになってしまいそうですが、やはり今年も掬いに来たいものです。これからは車に長網を積んでおかなければと思いました。
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カエデの幹でワモンサビカミキリが日向ぼっこをしていました。

もう出て来たの? ちょっと早くない?

ヒメクロトラもまだなのに。

明日の朝は2℃になるよ。


追記
 山での羽毛トラップだけでは心もとなく考えたので昼食後、羽毛の半分を持って三川合流に向かいました。河川敷にも仕掛けてみようと。
しかし大事な事を忘れていました。そこは桜の名所。ただでさえ混みやすい道が渋滞。しかもいつも車を止めている無料の駐車場は有料(1000円)に。桜見物の人であたりはごったがえしていました。なんでこんな時だけ1000円も払わなくちゃならないんだ(←ケチ)と誘導員の前を素通りしてしまいました。この時期、三川合流は車では近づきにくいのを忘れていました。
なにか作戦を立てて再度来ようと思います。さてどうしてくれようか・・・。
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by aile21 | 2010-04-03 22:28 | とうちゃん


京都南部の野山で宇治虫親子が発見した生き物の記録  出演 とうちゃん(aile21)・かあちゃん・ちび宇治虫(showzine)


by aile21

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