再見 上海
言い訳はネット環境とか、それは私自身のIT理解度もあるのですが。
あとは自然環境の貧弱具合とか。
あとは廻りの目が怖いとか。
でもやはり一番の理由は仕事が忙しかったということですね。でもいい経験させてもらいました。感謝感謝。
さあ、上海生活も今日で終わりです。今日帰国します。
日本に帰ったら少しゆっくりして、虫取り再開して、
また頑張るぞ、と。
#
by aile21
| 2016-05-15 09:54
| 上海編
予感の果て
備忘録
7月15日
梅雨もまだ開けやらぬ蒸し暑い日でした。
一度アパートに帰っていましたが、そろそろ夜回りもしてみようかと思い立ち、すっかり暗くなってからいそいそと出かけてみました。帰れなくなってはシャレにならないので帰りの終電を確認することだけは忘れるわけにはいきません。とはいえ一時間半くらいはウロウロできそうでした。 面白かったのはコカブトがそこらじゅうに見つかったことです。日本では材割や夏の灯下くらいでしか見つけたことはなかったのですが、樹皮上や樹洞に面白いほど見つかりました。 点刻の美しい(?)ゴミダマもなかなか良いです。
キマワリもそこそこいましたが日本のものより随分小さいものばかりでした。
できれば新たなカミキリでも見つけられないかと思ってきたのですが、どうも見つかりません。
仕方がないのでまた樹洞を覗いてみたりすると事も無げにヒラタが見つかったりします。70mmを超えるものもポツポツ見つかるのがなんとも・・・。 中型のヒラタ(60mm前後)はスルーしていましたが、いろいろ見ているうちに今まで見たこともないような発育不良な小さいクワガタが目に留まりました。おっ!!ヒラタ以外にもこんなコクワみたいなものもいるのか。
でも明らかにコクワではないし・・・・。
なんだよこれ?
エリトラの列状点刻がまた気になります。
なにより大顎の形状がこれまた・・・。 もう一つの個体はもっと顕著です。
そうだよなあ・・・。
きっと。
たぶん。
7月18日
再検証、というより気になって仕方がない。
土曜日も大概は出社していますが、きもち早めに退社してポイントに再訪しました。今度は時間を気にしないでじっくり観察できます。
いつもの木、そもそもこれが何の木なのかさっぱりわからない。ニレっぽくもあるんだけど、まずはいつものように樹洞を覗いてみれば早速クワガタのお尻が見えていました。
どれどれ~?
と摘んでみればメスでした。しかしまたもやエリトラに縦筋。 やっぱりいるなあ・・・。
予感が確信に近づきます。
ふと上を見上げると頭上の幹の小さな穴からまた別のクワガタらしきものが穴から出たり入ったりしているのが見えました。そのままでは手が届きません。
仕方ない。登るか。
果たしてその穴まで顔を近づけてみると私が木登りをしたせいか、その虫は穴の中に潜り込んでしまいじっとしていました。しかしその穴が小さすぎたせいか頭以外の姿は丸見えです。
どれ、頭を見せろ・・・。
顎を見せろ・・・。
木の枝で小突いたりして刺激を与えてみると余計に脚を踏ん張ってピクリとも動かなくなってしまいました。
こうなったら奥の手です。ポケットからタバコを取り出し煙を吹きかけてみます。
おっ! 効果てきめん。
苦しそうに穴の中でもがき始めました。
そして私はとうとう目にしたのです。 まぎれもないオオクワガタ。
やったー!!!
天然のオスは初めて見ました。
考えなしに登ったのでこの子を握ったまま木を降りなければなりません。片手で木を降りることのなんと怖かったことか。それでも夢中で地上に降りたのでした。 日本では幻と言われてるけどまさかこの地で出会うとは。
しかも!!
余韻醒めやらぬまま上を仰げばさらにもう1mほど上の幹の上をノソノソ歩くそれらしき影。
今度は幹を歩いている最中だったので木を蹴飛ばしてみました。落ちるかなと思ってのことです。しかしノコギリのようにポロッとは落ちてくれません。
ならば今日はやるだけやらねばなるまい。結局地上5mくらいは登ったでしょうか。 オオクワって樹洞の奥深くに潜んでいる警戒心の強い虫だと思っていましたが、普通に木の幹を歩いているんですね。個体数やプレッシャーの違いなんだろうか。
そしてそこから降りる途中、先ほどのオオクワを見つけた穴に今度は別のクワガタのお尻がモゾモゾ動いていました。まだいたのかと掻き出してみると今度はメスでした。ペアで入っていたのでしょうか。
結局オス2、メス3が1本の木で見つかりました。
それにしてもコクワやスジ、ノコギリやミヤマといった我が地元のメジャーが全く見つからないのに大型のヒラタやオオクワが見つかるというのは、これぞお国柄ということなのでしょうか。
ところで私はクワガタには詳しくないのですが、このオオクワの顎を見て少々違和感があります。内歯の向きが随分内側に開いているなと。いわゆるホーペイというものなんだろうか。日本のものもホーペイではあるけれど亜種として分けられているような気もします。勉強しなければ。
そりゃあ、日本のものとは違うよなぁ。
うん、でもオオクワに出会えたんだから満足満足。
ヒラタより小さいというところがまた面白い。笑
7月15日
梅雨もまだ開けやらぬ蒸し暑い日でした。
一度アパートに帰っていましたが、そろそろ夜回りもしてみようかと思い立ち、すっかり暗くなってからいそいそと出かけてみました。帰れなくなってはシャレにならないので帰りの終電を確認することだけは忘れるわけにはいきません。とはいえ一時間半くらいはウロウロできそうでした。
キマワリもそこそこいましたが日本のものより随分小さいものばかりでした。
できれば新たなカミキリでも見つけられないかと思ってきたのですが、どうも見つかりません。
仕方がないのでまた樹洞を覗いてみたりすると事も無げにヒラタが見つかったりします。70mmを超えるものもポツポツ見つかるのがなんとも・・・。
でも明らかにコクワではないし・・・・。
エリトラの列状点刻がまた気になります。
なにより大顎の形状がこれまた・・・。
そうだよなあ・・・。
きっと。
たぶん。
7月18日
再検証、というより気になって仕方がない。
土曜日も大概は出社していますが、きもち早めに退社してポイントに再訪しました。今度は時間を気にしないでじっくり観察できます。
いつもの木、そもそもこれが何の木なのかさっぱりわからない。ニレっぽくもあるんだけど、まずはいつものように樹洞を覗いてみれば早速クワガタのお尻が見えていました。
どれどれ~?
と摘んでみればメスでした。しかしまたもやエリトラに縦筋。
予感が確信に近づきます。
ふと上を見上げると頭上の幹の小さな穴からまた別のクワガタらしきものが穴から出たり入ったりしているのが見えました。そのままでは手が届きません。
仕方ない。登るか。
果たしてその穴まで顔を近づけてみると私が木登りをしたせいか、その虫は穴の中に潜り込んでしまいじっとしていました。しかしその穴が小さすぎたせいか頭以外の姿は丸見えです。
どれ、頭を見せろ・・・。
顎を見せろ・・・。
木の枝で小突いたりして刺激を与えてみると余計に脚を踏ん張ってピクリとも動かなくなってしまいました。
こうなったら奥の手です。ポケットからタバコを取り出し煙を吹きかけてみます。
おっ! 効果てきめん。
苦しそうに穴の中でもがき始めました。
そして私はとうとう目にしたのです。
やったー!!!
天然のオスは初めて見ました。
考えなしに登ったのでこの子を握ったまま木を降りなければなりません。片手で木を降りることのなんと怖かったことか。それでも夢中で地上に降りたのでした。
しかも!!
余韻醒めやらぬまま上を仰げばさらにもう1mほど上の幹の上をノソノソ歩くそれらしき影。
今度は幹を歩いている最中だったので木を蹴飛ばしてみました。落ちるかなと思ってのことです。しかしノコギリのようにポロッとは落ちてくれません。
ならば今日はやるだけやらねばなるまい。結局地上5mくらいは登ったでしょうか。
そしてそこから降りる途中、先ほどのオオクワを見つけた穴に今度は別のクワガタのお尻がモゾモゾ動いていました。まだいたのかと掻き出してみると今度はメスでした。ペアで入っていたのでしょうか。
結局オス2、メス3が1本の木で見つかりました。
それにしてもコクワやスジ、ノコギリやミヤマといった我が地元のメジャーが全く見つからないのに大型のヒラタやオオクワが見つかるというのは、これぞお国柄ということなのでしょうか。
ところで私はクワガタには詳しくないのですが、このオオクワの顎を見て少々違和感があります。内歯の向きが随分内側に開いているなと。いわゆるホーペイというものなんだろうか。日本のものもホーペイではあるけれど亜種として分けられているような気もします。勉強しなければ。
そりゃあ、日本のものとは違うよなぁ。
うん、でもオオクワに出会えたんだから満足満足。
ヒラタより小さいというところがまた面白い。笑
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by aile21
| 2015-07-28 00:52
| 上海編
梅・台風・クロジャコウカミキリ
備忘録
7月10日
夜半から台風9号が上海を直撃するとの予報でした。
一時間ほど早めに職場を切り上げ帰ってきました。地下鉄を降りてアパートへ向かうまえに超市(スーパーマーケット)に向かいます。本格的に降り出す前に食料を買い込んでおかないと土日の篭城戦をこなせません。いつもの公園を抜ける時に日課のようになっている梅の木を見に行きました。 やっと出会えました。
同僚に見せられてから随分時間が経っていたので少々焦っていたのです。シーズンも終わってしまうのではないかと。諦めずに見張り続けて良かった。
7月11日
昨夜から激しい風雨が続きます。
籠城です。外出は夕方にアパート下のコンビニに行ったくらいでした。
7月12日
まさに直撃ではありましたが幸いにも上海市内は大きな被害もなく無事でした。
午後には雨も止んだので東昌路まで散髪へ。 道すがら再度梅の木を見てみれば今度は3匹も。手の届かない桜の梢にも姿を見ました。今が最盛期かも。
7月16日
これは付節が欠損していますね。
しかし紫陽花とよくマッチしていました。
7月19日
今日も2匹。しかし一つはまた付節が欠損。
クロジャコウカミキリ、十分堪能しました。
しかし麝香とはよく言ったもので匂いがすごい。アオカミキリ族とはいえアオカミキリやアカアシオオアオカミキリなんか足元にも及ばない強烈な匂いを発してますね。
ほのかに香るくらいがいいなあ・・・。
これじゃまるでオサムシみたい。
7月10日
夜半から台風9号が上海を直撃するとの予報でした。
一時間ほど早めに職場を切り上げ帰ってきました。地下鉄を降りてアパートへ向かうまえに超市(スーパーマーケット)に向かいます。本格的に降り出す前に食料を買い込んでおかないと土日の篭城戦をこなせません。いつもの公園を抜ける時に日課のようになっている梅の木を見に行きました。
同僚に見せられてから随分時間が経っていたので少々焦っていたのです。シーズンも終わってしまうのではないかと。諦めずに見張り続けて良かった。
7月11日
籠城です。外出は夕方にアパート下のコンビニに行ったくらいでした。
7月12日
午後には雨も止んだので東昌路まで散髪へ。
7月16日
しかし紫陽花とよくマッチしていました。
7月19日
クロジャコウカミキリ、十分堪能しました。
しかし麝香とはよく言ったもので匂いがすごい。アオカミキリ族とはいえアオカミキリやアカアシオオアオカミキリなんか足元にも及ばない強烈な匂いを発してますね。
ほのかに香るくらいがいいなあ・・・。
これじゃまるでオサムシみたい。
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by aile21
| 2015-07-20 00:53
| 上海編
ミツバチとハムシ
備忘録
7月8日
梅雨の明けやらぬ蒸し暑い日々が続きます。今日は昼休みに職場近辺を散策。 ミツバチの分峰群です。
久しぶりに見ました。でも日本で見るニホンミツバチでもセイヨウミツバチでもないような。
きのせいかな。
林の中をウロウロしてもこれといった出会いはなく、気持ちが盛り上がらないまま引き返そうとした時、
キラッ☆
でかいハムシ!!
もしかしてこれオオルリハムシか? いや、ホストが違うようです。
オオミドリサルハムシか??
いや、ツル植物についてますね。
ちょっとわからないなぁ。
その草をあちこち見て回ったらそこそこ見つかりました。
7月8日
梅雨の明けやらぬ蒸し暑い日々が続きます。今日は昼休みに職場近辺を散策。
久しぶりに見ました。でも日本で見るニホンミツバチでもセイヨウミツバチでもないような。
きのせいかな。
キラッ☆
でかいハムシ!!
もしかしてこれオオルリハムシか?
オオミドリサルハムシか??
いや、ツル植物についてますね。
ちょっとわからないなぁ。
その草をあちこち見て回ったらそこそこ見つかりました。
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by aile21
| 2015-07-18 23:41
| 上海編
昆虫館
備忘録
6月27日
上海に遊びに来たshozineと野生昆虫館へ行ってみました。 チケットからしてカマドウマ。いわゆる便所コオロギ。
一体どんな施設なのか・・・。
まずは蛇やカエル、マーモセット(小型のサル)あたりから始まり、
虫はどこだ?
どんな虫に出会えるのか?
いきなり大量のサシガメ。
きてるねぇ・・・。
こう意表をついてくるとは、先が読めずむしろワクワクしてきます。
立て続けに連続する様々なゴキブリたちの展示。
まいった。
クワガタやカブトなんかも少々展示されていますが、それこそペットショップで見たことあるようなものがポツポツ。ヘラクレスとか。
それよりはたまに出現するサソリとかのほうが面白かったです。
全体的には蛇やトカゲ、亀、ワニのシェアが高いですが、こと虫に関してはマニア向けかもしれません。
6月27日
一体どんな施設なのか・・・。
まずは蛇やカエル、マーモセット(小型のサル)あたりから始まり、
虫はどこだ?
どんな虫に出会えるのか?
きてるねぇ・・・。
こう意表をついてくるとは、先が読めずむしろワクワクしてきます。
まいった。
クワガタやカブトなんかも少々展示されていますが、それこそペットショップで見たことあるようなものがポツポツ。ヘラクレスとか。
それよりはたまに出現するサソリとかのほうが面白かったです。
全体的には蛇やトカゲ、亀、ワニのシェアが高いですが、こと虫に関してはマニア向けかもしれません。
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by aile21
| 2015-07-17 00:46
| 上海編
京都南部の野山で宇治虫親子が発見した生き物の記録 出演 とうちゃん(aile21)・かあちゃん・ちび宇治虫(showzine)
by aile21
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